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- 国内外には様々なインプラントメーカー(製品)が存在
- 国産製品のNo.1シェアは京セラ
- オリジナルのアバットメント
- どのメーカー製品が口腔内に入ってますか?
- 【歯科医師の先生向け】パノラマからのインプラントメーカー製品の判別
国内外には様々なインプラントメーカー(製品)が存在
こちらのページでは国内外様々なインプラントメーカー(種類)を解説してます。
下記に記載しているインプラントメーカーの他にもまだまだたくさんのメーカーがあります。
日本国内で流通している物で50社から100社インプラントメーカーがあると言われており、韓国製や他の国のメーカーも含めると150社にも200社にもなると言われています。
国産製品に多い、表面構造がHAコーティングタイプ(ハイドロキシアパタイト)の製品やタイユナイト加工された製品、酸化チタン加工された製品、など様々な構造や種類のインプラントがあり、インプラント形状、チタン素材、表面構造、サイズの種類にメーカーそれぞれの特徴があります。
まずはじめに、「世界3大(4大、5大)インプラントメーカー」と言われている製品を紹介します。
「ノーベルバイオケア」
「ストローマンインプラント」
「アストラテック」
「ジンマー・バイオメット3i」
今1番なのは世界でシェアを伸ばし、2017年から4年連続で販売数世界一位
「オステムインプラント(韓国)」
(画像提供:オステム社)
国産製品のNo.1シェアは京セラ
国産製品ではシェアNO.1の「POIインプラント」は「ファインシアインプラント」になりメーカー10年保証がついている。
1ピースのインプラントなどテーパータイプの製品はセルフタップにより計画通りに埋入できるようになった。骨の硬い柔らかいなどの骨質を気にする事なく埋入できるインプラントに進化し、HAコーティングは骨との結合もより進化している。
写真は1ピースタイプのファインシアインプラント、テーパータイプ
また、近年歯科業界で増えているインプラント患者の転院などによるメーカー製品の判別にも進んで取り組んでいるメーカーでもあります。
オリジナルのアバットメント
その中で、2ピースタイプのインプラントでは歯科医院で製作したオリジナルのアバットメントには、以前から賛否両論の声が出ていました。メーカー製品があるのにも関わらず、なぜオリジナル社外製品を使うのかという理由がはっきりしていれば良いのですが。
金属アレルギーをお持ちの方にメタルフリーのオリジナルアバットメントなどは良いのですが、金属製品であれば、中国製造などの海外製品などでは粗悪品も出回るのではないかとの懸念があります。
まあ、フィクスチャーと違って骨に直接埋め込む部分では無いので、清潔面での問題はあまり無いとは思いますが・・・
でも一応口腔内に入るものですからねえ。
金属の材質や強度的な問題が一番の課題じゃないかと思います。
コストを浮かせる為のものであればどんな材質なのかは気になりますよね。
メーカー純正品よりも仕入れが安いという理由でオリジナルアバットメントを作っているのであれば疑問が生じます。
どのメーカー製品が口腔内に入ってますか?
ご相談のお電話では、必ず相談者様に「インプラントメーカーはどちらのが入っていますか?」とお聞きするのですが、自分に入っているインプラントがどこのメーカー製品か知らない患者さんがとても多いです。
2ピースのインプラントが口腔内に入っている場合にはとても重要なことです。
その場合は、同じメーカー製品を扱えるインプラント歯科医院を探すのが賢明です。
理由その① 普段先生が取り扱っていないメーカー製品だと、扱い方が分からない事がある。
※意外と他のインプラントメーカーを知らない先生が多い。使った事が無いメーカー製品なら先生もパノラマ写真の映像から形状で判断できないですよね。複数の製品を取り扱っている先生は、表面の構造や、メーカーごとにそれぞれが持つ機能や表面構造などの特徴にも詳しい。この形状ならこのメーカーのツールセットを使えば大丈夫!といった具合に。締め付けトルクだけメーカーごとに異なる。
理由その② 先生方もパノラマ写真を見ただけでのメーカーの判別はとても難しく、時間もかかってしまう場合がある。先生が使ったことのないメーカー製品であればなおさらである。1社ごとにメーカーの人間を呼んで、パントモ(写真)を見せて「これどこのメーカー?」といった感じで確認する場合はとても時間がかかる。
理由その③緩んだインプラントを締めるなどのツール、ドリルの径がメーカーごとに違う。
締め付けトルクもメーカーによって異なる。
一部、後発のメーカーのツールはインプラントのサイズ(径)が共通(互換性)な製品の場合もある。
1ピースの場合は全部のツールのサイズを購入しなくても対応できる場合も特例としてある。
1ピースの代表例:ミューワン(インプラント事業撤退)の1ピースはAQBの製品の一部と径のサイズが一緒のものもあるのでツールが対応できる場合もあるが、正式に互換性はない。
2ピースの代表例:韓国オステム社のツールセットはストローマン互換やノーベルバイオケア互換など国際規格に対応している。
【歯科医師の先生向け】パノラマからのインプラントメーカー製品の判別
【歯科医師の先生向け】
メーカー製品の判別には、「このインプラントなに?―他医院で治療されたインプラントへの対応ガイド」 という本がシエン社から出版されているのでこれでどの製品かを判別することができます。
出版時点で現在日本国内に流通しているほぼすべてのインプラント製品のパノラマ写真、製品の特徴、製品一覧が出ています。
2017年7月にシエン社から新たに出版された「続 このインプラントなに?」では年々バージョンアップされる各メーカーの製品もさらに詳しく掲載されています。
2023年最新版 インプラント判別ガイド が出版されました
竹島 明道先生, 田島 聖士先生 このお2人の歯科医師の先生が、いろんなインプラント治療を行う先生の役に立つように「インプラント判別ガイド」を出版されました。
こちらの本には31社120種のインプラントのデンタル写真ならびに表面構造やドライバーの種類などがこまかく掲載されております。
「おすすめ」や「評判」のインプラントとは?
よくこれから治療を受ける患者さんが、「インプラントメーカー おすすめ」「◯◯インプラントメーカー 評判」などのキーワードを検索し、当サイトに訪問される方がいらっしゃいますが、治療を受ける患者さんに対して言うならばオススメや評判のメーカーというのは特に存在しません。
たまにブランド志向の患者さんがいらっしゃいます。
韓国製はイメージがちょっと・・・
とか
歯医者さん行ったらあまり聞いた事のないメーカーだったんですけど・・・
といったような相談です。
「◯◯インプラント 危険性」などのネガティブキーワードを患者さんがお調べになってこのページに来る患者さんが稀にいらっしゃいますが、販売されているメーカー製造のインプラント体は高度管理医療機器、管理医療機器及び一般医療機器としての扱いになり、米国FDAや、日本では厚生労働省の認可を受けた製品がほとんどです。
危険性やブランド性を心配するよりも、歯科医院での治療方法やご自分の口腔内の清潔管理に気を回された方が懸命です。
患者さん!インプラント治療で大事なのはそこじゃ無いんです!
治療の値段の安い所を探す方に限って「危険性」など調べる方が多いので、ならば最初から安心できる所を探された方が良いと思います。
2ピースタイプのインプラントを使用して治療された場合には、この先、転勤や引っ越し先での歯科医院探しや転院で困らないように、治療の際に使用したメーカー名とサイズなどを聞いておくことをオススメします。
特別どのメーカーが良い?とか患者さんが気にする部分では無いと思います。
どうしても気になるというのであれば、3大(4大、5大)メーカー製品を使用するインプラント治療の歯科医院で治療を受ければ良いと思います。
治療を行う先生は、埋入のしやすさ、長期維持の実績、骨吸収の起こりにくさ、折れにくい、緩みにくい、外れにくい、骨と結合しやすい、などちゃんとその製品を使う理由があってそのメーカー製品を使用しています。
「このメーカーでお願いします〜」など、患者さんからメーカーを指定するようなものではありません。心臓のペースメーカーとかでも「このメーカーで・・・」とは絶対に言わないですよね??
「うちではその製品は使わないので、その製品を使う歯科医院で治療を受けてください!」ときっとこう言われることでしょう。
その製品が良いとか悪いとかは歯科医師レベルでの話です。
いくら製品の性能が良くても、患者さんの口腔管理が悪ければダメになるわけですから。
インプラントの国際規格は9種類
先生がインプラント治療を行う際に使用するツールセットと呼ばれる専用工具があります。
各メーカーごとにサイズ(径や長さ)や形状が異なるインプラント体(フィクスチャー)ですが、サイズ(径)は国際規格で主に9種類(2ピースタイプのインプラントに限る)になっています。(特殊なサイズや1ピースインプラントを除く)
海外製品のほとんどがこの国際規格に合わせて製造されています。
韓国メーカー製品などは、ほとんどのメーカーがヨーロッパ製造のメーカー製品と径が共通サイズに作っており、韓国製造のインプラントメーカー製品は共通してこのツールセットで対応できます。
アバットメントの締め付け推奨トルクはメーカーによって異なります。
これは主に2ピースのインプラントには関係してくることで、1ピースタイプのインプラントには関係が無いと言ってもいいでしょう。
それぞれのメーカー製品の表面構造やアバットメントとフィクスチャーのドッキング(ロック)部分の仕組み、チタン表面の組成に特徴があり、その構造などで特許取得しているメーカーもあります。
ブローネマルク(ノーベルバイオケア社)
ブローネマルクインプラントは世界初のインプラントで、最も長い臨床実績があり、そのため最も信頼性が高いインプラントシステムと言われています。骨とチタンが結合することを発見し、1965年に初めてインプラントを行った偉大な人「ブローネマルク先生(博士)」の名前が使われており、ブローネマルクの名前でも浸透している。
主流は、「アクティブ」「スピーディ」「リプレイスセレクト」という名称。
※医院によってはノーベルダイレクト(1ピースタイプ)を行う場合もあります。
「リプレイスインプラント」は元ステリオスインプラント(アメリカ)がベースとなっており、かつてはHAコーティングのインプラントも発売していた。
ペイシェントカード(治療記録カード)の発行を推奨しており、治療に使用された製品がノーベルバイオケアの製品であることを証明し、インプラントのサイズとロット番号が記載されたシールが貼付されています。
治療後のメンテナンスの仕方や、次回診察日の記入欄も備えています。
最近は2ピース各メーカーがエンドユーザーへの考慮を行う動きになってきました。
- 【原産】スウェーデン
- 【製造】Nober Biocare社(ノーベル・バイオケア社)
- 【手術】主に2回法(1回法もある)
- 【性状】タイユナイト、TPS
ブローネマルクインプラント詳細(メーカーHP)
ストローマンインプラント
スイスのストローマン社は、インプラント歯科学、修復歯科学および口腔組織再生の領域のグローバルリーダーとして世界規模で活躍しています。
ストローマンは、以前は「ITI」という名前でも周知されていて、歯科業界の先駆者として、これまで歯科学領域における数多くの画期的な技術や手法を確立してきた世界的メーカー。
治癒期間短縮タイプのSLアクティブ(SLActive)というインプラントに加え、純チタンにジルコニウムを配合した金属を使用するロキソリッドインプラントも登場。歯科の先生からの評判も上々。
2019年にはNEODENT製品も取り扱いを開始。
PATIENT PASSPORT(患者パスポート)の発行を推奨しているメーカー。
インプラントフィクスチャーやアバットメント(支台)などの治療に使用したサイズや型の記録や、かかりつけ医院の情報が記載されているものです。
お引越しなどで転医される場合でも、このPATIENT PASSPORT(患者パスポート)により円滑な治療を受けれるように患者さんにしっかり配慮もしている。
歯医者さんがこれを発行してくれれば良いですが・・・・きちんと発行してもらいましょう!
製品確認ツール
フィクスチャーやアバットメントがメーカー純正品かどうかをロット番号を入力して検索できるシステムで、2000年1月1日以降に製造されたものであれば、純正品かどうかが検索できる。
ストローマンインプラント(ITI)詳細(メーカーHP)
アストラテック・ザイブ・アンキロス
アストラ(アストラテック)インプラントは、スウェーデンのアストラテック社が製造しているインプラントシステムです。
2017年には埋入時の初期固定と接合部の強度が向上した新商品の「オッセオスピードEV」が発売されました。
接合部のネジが緩みにくいと先生の評価も高いのが特徴です。
ザイブもアンキロスもデンツプライ・シロナ社が販売している。
- 【生産】スウェーデン
- 【製造】Astra Tech社(アストラテック社)
- 【手術】2回法
- 【性状】タイオブラスト(TiOblast)
アストラテック・ザイブ・アンキロスインプラント(デンツプライシロナ社)詳細(メーカーHP)
京セラインプラント(日本):名称ファインシア
現在主流のインプラント体の原型になる「サファイヤインプラント」を開発し、現在に至る日本のインプラントの先駆け的存在。
POIインプラント(ピーオーアイ)の名称から2017年7月から「FINESIA(ファインシア)」に名称が変わり、現在でもダントツの国内トップシェアのインプラントメーカーです。
「FINESIA(ファインシア) Relios(レシオス)」も発表され、2024年から発売される。新しい表面構造はストローマンやオステムと同じ「SLA」を採用。ボディは新開発の「純チタン」が採用され従来のチタン合金と同じくらいの強度があるそうです。楽しみですね。
国内生産することにより、海外の高いインプラントよりも安価で生産できています。
主流は2ピースと1ピース。
ファインシアは高強度のチタン合金を表面処理し、骨との結合が早いと言われているHAコーティングのタイプもある。この京セラのHA技術は様々な医療分野にて採用されていますからね〜
1ピースタイプは中間部にコーティングの無い部分があり、歯肉側からの歯周病感染による脱離リスクを抑えた新設計。
セルフタップにより埋入後の初期固定も良い。
ファインシアになりメーカーの10年保証もある。脱離などの場合にはメーカーから補填される安心システム。
転院などによるインプラントの判別においてデンタル画像などもホームページ上で公開している。
FINESIAのスレッドデザインは、長期安定性を目指し、荷重に対する骨の生体アパタイト結晶やコラーゲン線維の配向をコントロールする構造。テーパーがついているので埋入のしやすさも向上。さらに骨との結合スピードを早めた構造により進歩した。メーカーの歯科医院へのアフターケアも万全で、初期段階における万が一の脱離などにも迅速に対応してくれる。
ファインシア インプラント詳細(メーカーHP)
プラトンジャパン(日本)
サイズの種類が豊富な純国産のインプラント。日本人の顎骨に合ったインプラント。2ピースタイプが主流。最近では1ピースタイプも登場している。骨との結合が早いと言われるHAコーティングタイプのインプラント。
マグネットと少ないインプラント本数の融合で総義歯(入れ歯)など画期的な製品も多い。
プラトンジャパン詳細(メーカーHP)
μ-one(ミューワン)(日本)
2020年2月17日更新
山八歯材工業インプラント事業を2020年8月に撤退。現在は生産しておりませんが、埋入されている方もいるかもしれませんので掲載しておきます。
ミューワンインプラントは国産のインプラントで主に1ピースタイプが主流。
2ピースタイプも販売していたが、主に1ピース。
山八歯材工業株式会社が製造するHAコーティングのインプラント。
歯科医師の先生の間ではTLタイプの評判も高い。
- HA微結晶の優れた骨伝導能により骨新生が早く、早期に強固な骨結合(バイオインテグレーション)が獲得される。
- 骨結合が得られた後、HA膜は徐々に自家骨により置換吸収され、最終的にはチタンとの間に骨接合(オッセオインテグレーション)が獲得される。
- HA膜は厚さ1~2μmの緻密で均一な膜でチタンとの結合力が大きく破壊や剥離による不具合が生じにくい。
- 1ピースタイプで埋入が簡単。 サイズの種類が少ない面を克服し、最近では色々なタイプが販売されていて評価が高い。
AQBやプラトンなどと同じくHAコーティングのタイプのインプラントだが、HA層が薄いので歯科医師の先生は埋入しやすいと評判。
ミューワンインプラント(山八)詳細(メーカーHP)
※ミューワン製品のHPは閉鎖されています。
AQBインプラント(日本)
AQBインプラントのコンセプトは、“Simple is the Best”。
- 治療期間の短縮 ・テクニカルエラーの軽減 ・オペ時間の短縮
- 1ピースタイプのインプラントが主流だが、2ピースタイプもある。
- 主にノーマルタイプとTタイプと2種類あり、新商品は発売されていない。
HAコーティングのインプラントで、一部の歯科医師の間では骨造成に最も向いてるインプラントと言われている。
HA層が厚く、歯周病などには多少弱い面もあるとの事だが、結合までが他インプラントメーカーと比較して格段に早く、特に医師の間では骨造成時の結合スピードが早いとの評価が多い。
他メーカーからもHAコーティングインプラントが発売されているがHAコーティングが他社の構造と異なり、コーティングの特許を持っていたが、特許が切れてから他のHAコーティングのインプラントを販売するメーカーがシェアを格段と伸ばしてきたおかげで安売りインプラント 時代は終焉を迎える。
一時期、東京駅前に直営インプラント治療専門歯科を運営し歯科業界では話題になった。なぜか良く社名変更する。新製品の開発はほとんど行っておらず初期設計のまま製品の変更は行われていない。
AQBインプラント詳細(メーカーHP)
ジンマー・バイオメットデンタル
ジンマー・バイオメット・デンタル社のインプラントは、インプラントの表面をHAでコーティング処理されたインプラント(MP-1)とインプラントと種類も豊富。ジルコニアのアバットメントなどもある。
Spline(スプライン)やScrew-Vent(スクリューベント)などの名称のタイプがある。人工関節の世界シェアNo.1。
ジマー・カルシテックもしくはジマー・パラゴンのラインナップで分類されているものもある。海外製品には少ないHAコーティングの層が厚めのタイプのインプラントで、性能には定評も高い。カルシテックやジマーという名称で患者さんにも説明されることが多い。
最近、バイオメット3I(スリーアイ)の名称で有名なバイオメット社と合併し、ジンマー・バイオメット・デンタル社になった。
元々3iは独自のダブル酸処理による均一の微小粗造表面は骨との高い接触率があるため、軟組織との親和性が高く、インプラント周囲炎(インプラント治療の失敗原因の上位を占める)になりにくい構造になっています。
T3というブラスト表面上にW酸処理加工の新製品を販売。国内シェアを伸ばしている。
- 【生産国】 アメリカ
- 【製造】ジンマー・バイオメット・デンタル社
- 【手術】 2回法
ジンマー・バイオメット・デンタル社詳細(メーカーHP)
カムログ
治療時間の短縮と長期的な予後の確立
カムログのインプラントは臨床家の立場に立ち使いやすさを追求しています。カラーコード化されたパーツ、操作性と安全性を高めるドリルのデプスストップなど術者の先生のストレスを軽減し、また精度の高いパーツの組み合わせによる安定性が長期の予後の確立にかかわる機能性と審美性が評判のインプラントメーカーです。主流ラインナップは2つ。SCREW-LINEインプラントとROOT-LINEインプラント。新たにK-シリーズが販売。
製造はドイツ、カムログバイオテクノロジー社。表面構造は、酸エッチング/サンドブラスト処理で骨との接合表面積をかせいでいる。
日本では株式会社アルタデントが販売している。
カムログインプラント詳細(メーカーHP)
GCインプラント
ジーシーは国内トップシェアの歯科医療メーカー。インプラント製品名はジェネシオRe Plus、セティオPlus。新製品で骨吸収を起こしにくい構造のAadvaを販売。より高い骨結合を追求し新しい表面性状「Aanchor surface(アンカーサーフェス)」を持ち、良好なオッセオインテグレーションの実現したインターナルタイプの日本製インプラント。「Aanchor surface」のミクロ及びマクロな二重凹凸構造は、血液中に含まれる血小板やフィブリン線維が絡みやすく、また、これらの凹凸に沿って骨組織が形成されることにより、良好なオッセオイテグレーションが期待されます。
GCインプラント詳細(メーカーHP)
マイティスアローインプラント(日本)
マイティスアローインプラントはブレーンベース社が販売する国産のインプラント。2006年 米国FDA(米食品医薬品局)販売承認取得、2008年韓国KFDA販売承認取得、2010年 台湾TFDA販売承認取得、2011年中国CFDA販売承認取得しているインプラントメーカー。
表面は水酸アパタイト(HAP)とβ-TCP(ベータ・ティーシーピー)の共晶体の構造を持ち、純チタンタイプのインプラントでありながら、HAの利点も存在するインプラントです。
コーティング層が表面に存在しないため、摩擦によって剥離することがないという点、リン酸カルシウム(HAPとTCP)でサンドブラスト表面処理を行うため、アルミナなどの生体不活性物質が無いので高い生体親和性を持つという特徴があります。
現在、転勤やお引越しなどでの歯科医院探しでお困りの患者様のご相談に対しての対応がとても早いメーカー様です。
マイティスアロー詳細(メーカーHP)
バイコンインプラント
バイコンインプラントはバイコン社 (アメリカ・ボストン)が製造するインプラント。
見た目一見変わったショートタイプのインプラントなど種類が豊富で骨移植の必要性を最小限にという利点もあるインプラントです。
バイコンジャパン詳細(メーカーHP)
デンティウムインプラント
デンティウムインプラントはDentium社(デンティウム社)が製造するインプラント。2ピースタイプ(1回法、2回法の両方)をラインナップ。
骨とインプラントの接触率を大きくする加工、S.L.A加工(サンドブラスト処理+酸エッチング)、酸化チタンなど様々な種類のインプラントをラインナップ。2ピース構造でありながら1回法のインプラントも販売している。あの大手メーカーがM&Aしたかったという噂があったほどで、先生方の評判も良い。日本ではコアフロント(株)さんが販売している。
デンティウム社詳細
バイオホライズン
2ピースタイプのインプランの欠点を補う特徴が印象的。
骨吸収を抑制するように開発したインプラント。
先生方の評判も良い。接合部下(カラー部分・レーザーロックテクノロジー)に特徴がある。
日本ではカイマンデンタルさんが販売している。
バイオホライズン社詳細(メーカーHP)
バイオテムインプラント(韓国)
バイオテムインプラントは韓国のインプラントメーカーです。
ARタイプはアストラテックと互換性、BRタイプはブローネマルクと互換性、PXタイプはストローマンとの互換性をアピールしている。
他にIRタイプも販売している。
バイオテムインプラント詳細(メーカーHP)
オステムインプラント
OSSTEMインプラントは韓国のインプラントメーカーで、ヨーロッパ、日本をはじめ世界70ヶ国までシェアを急激に伸ばしており、業界トップ3まで上り詰める勢いで急成長したインプラントメーカー。2017年〜2022年は4年連続販売本数世界一のメーカー。新タイプのBio-SAやSS3-SAやTS3(インターナル・ボーンレベル・インプラント)といった新型インプラントもサイズも豊富で評判。ショートタイプのインプラントなどラインナップも豊富。
2015年に当サイト編集長が一般人でありながら1人で韓国釜山に行き工場見学をさせていただきました。
オステムのスタッフは2ヶ国語以上外国語が話すことができ、工場はとても衛生的であり、近代的な設備でインプラント製造を行っている。生産工場は韓国釜山とアメリカの2箇所にある。(2022年現在は3箇所)
(歯科医師ではない一般人だけでの見学は初めてだったそうだ。)
製造を行うチタンを削る機械はすべて日本製の精密工業機械。世界を見据えて質の高い製品を作っているのがうかがえた。
歯科用ユニットやβ-TCPなどの人工骨も製品に定評がある。
オステムインプラント詳細(メーカーHP)
Hiossenインプラント
ETインプラントシステム、MSインプラントシステム、SSインプラントシステム、3タイプの中でも表面がSA構造の「ETⅢSAフィクスチャー」が特に人気が高い。米国FDA認証も取得しており強いセルフタッピングが特徴で、テーパーがついた先端が歯科医師の先生が埋入しやすそうで人気が出そうです。
2006年アメリカ合衆国ペンシルバニア州創業のインプラントメーカー。
アバットメントとフィクスチャーが破損した時のレスキューキットなども充実している。
販売はオステム社が行なっている。
ハイオッセンインプラント詳細(メーカーHP)
メガジェンインプラント
AnyRidgeインプラントとAnyOneインプラントの2種類を販売している。表面構造は骨と結合するのに相性が良く現在主流になりつつあるSLA(S-L-A surface)を採用している。韓国製のインプラントはお互いに製品の互換性があるが、現在確認できている情報ではこのメーカーの製品だけ他の韓国メーカーの製品と互換性がない。
メガジェンインプラント詳細(メーカーHP:メガジェンジャパン社)
Zシステムジルコニアインプラント
Zシステム社のZirkolithインプラント(ジルコニアインプラント)は、形成が難しいとされているジルコニアでできたインプラントフィクスチャーです。
近年チタン製インプラントが体質に合わないと感じる方が増加傾向にあります。
ここ数年にわたって金属に対する負の反応も見つかってきている中、補綴物(被せ物)まで完全に100%非金属(完全メタルフリー)で治療が行うことができ、金属のインプラントと違うところは、唯一口腔内での形成が可能なインプラントであることです。日本ではまだ未承認のスイス製のインプラントだが、患者様が希望すれば、歯科医師が個人輸入(自己責任)で使用できる。
FDA(米食品医薬品局)から認可を受けています。
Z-systemインプラント詳細(メーカーHP)
インプラントダイレクト
インプラントダイレクトは2006年に歯科医であるDr.Gerald Niznickにより設立。氏は以前より既存の代表的なインプラントシステムの開発者としても知られ、インプラントに関連した特許も35取得した人物です。
同社は世界でもトップクラスのダナハー社のデンタル部門で、歯科材料メーカー「KaVo Kerrグループ」(カボ)に属し、高品質かつ術者が使用しやすい、あらゆる症例にも対応できるインプラントとして、欧米で飛躍的に成長しているインプラントメーカー。日本では可溶性HAをブラスト処理したレガシーインプラントでおなじみのインプラテックス社が販売している。エンドユーザー(患者様)へ手術の際に使用したフィクスチャー、アバットメントの使用タイプ通知への取り組みも各歯科医院に行っている。日本では株式会社インプラテックスが取り扱いを行なっている。
メーカー提供:ロゴ、文章
インプラテックス社レガシーシステム詳細(メーカーHP)
ヨシオカインプラント(日本)
ヨシオカインプラントは国産のインプラントメーカー。オクタフィックスという名称で、BLタイプとTLタイプの2種類が販売されている。
BLタイプは、患者さんの使用における経年劣化に対応しており、アバットメントの撤去、異種パーツへの変更が可能なように設計された未来型インプラントです。 日本のネジ屋さんの本気、超精密切削加工技術を駆使した「匠の技」 として販売されています。
ヨシオカインプラント詳細(メーカーHP)
ネオバイオテック(韓国)
ネオバイオテック社(NeoBiotech)は韓国オステム社やストローマンのSLインプラントの形状にも似ており、短期間で骨と結合する表面構造を採用。
埋入したインプラントフィクスチャーを撤去(抜去)するツールなども販売しておりシェアを拡大している。日本では和田精密が販売している。
ネオバイオテック社詳細(メーカーHP)
・エンドポア(innova)(カナダ)
SPIインプラント(スイス)
スイスのトーメンメディカル社のインプラントは日本ではモリタが販売している。
トーメンメディカル社(スイス)
プロアクティブインプラント(イギリス)
イギリスに本社を置くネオス社のインプラント。
日本ではネオス・ジャパン株式会社が販売していたが、現在は歯科材料屋が製品販売を受けている。素材はグレードの高い強化チタンがメインボディになっており、アクティブの名前の通り親水性がより高い「超親水性」の表面構造を強調している。
スウェーデン&マルチナインプラント(イタリア)
日本では、大信貿易株式会社が販売。
イタリアではNo.1のシェアを誇る。コンセプトはストローマンの進化系ともいえるインプラントで、接続部が非常に精密な構造を持っているのが特徴。非常に初期の固定を得やすいデザインなどあらゆる点でストローマンを意識して設計された印象。ストローマンを日本での海外インプラントとして大きなシェアを定着させた大信貿易が本腰を入れてくるだろうと考えると、日本での認可を得たら、これから日本でのシェアの一角を占めるようなりそうです。名称はプラマインプラントとなっている。
スウェーデン&マルチナインプラント詳細(メーカーHP)
アルファタイトインプラント(日本:KENTEC)
IAT EXAインプラント(日本)
1997年に石福金属興業にて販売開始→2014年から日本ピストンリング(株)の取り扱い。
アイ・エイ・ティーと読む。
ITAの意味は「Intelligent Artificial Teeth(高機能人工歯)」から取っており、数少ない純国産のインプラントメーカーです。2018年10月に「IAT EXA PLUS」(エグザ・プラス)としてモデルチェンジし国内外のシェアを伸ばしている。
「IAT EXA PLUS」【製品詳細HP】
1、骨再生に優位な生体反応を示す「ED Surface(ワイヤ放電加工表面)」
2、独自設計により発揮される「強固な初期固定性」
3、より緊密な結合を実現した「モーステーパー篏合」
4、デジタルデンティストリーに対応する「体型化された治療ライン」
この4つが特徴の進化を続ける“MADE IN JAPANのインプラント”です。
2018年10月の改良時には、キャリアレスでの埋入可能を実現した独自開発のインプラントドライバー、ドリル切削性の向上、IAT 3D NAVIを用いたデジタルデンティストリーへの対応などバージョンアップしていて、術者の作業性向上も考慮している設計です。
・日本ピストンリング株式会社
(2018年12月メーカー広報より文章・ロゴ画像提供)
注:メーカー名は合併や買収、事業譲渡などで変更される場合もよくあります。
インプラントメーカー様へ1
インプラントメーカー様で正規のロゴをご提供していただけるインプラント販売会社、ならびにメーカー様は0120-198-017までご連絡いただけると助かります。
日本に新規参入のメーカーさん、既存のメーカーさんの新製品発表ならびに製品変更の際にはご協力いただけると大変ありがたいです。
本ページで現在使用しているご紹介文とロゴをご指定の文章にご変更させていただきます。
あと、最近特に患者さんからのお問い合わせで増えているのが、転勤などで転院希望のご相談です。
当協会では相談の際に患者さんの口腔内にインプラント製品がすでに埋入されている場合、転勤やお引越しなどで新しい場所に移って歯科医院を探す場合、同じメーカー製品を使用している歯医者さんに行くことを患者さんに推奨しております。
ただ、どんな理由があろうとも、地域によっては他でインプラント治療を行なった患者を受け入れないという空気が漂っているのも事実です。
近年この種類のお問い合せが最も多く、インプラント難民が数多く存在しております。
メーカーが違う場合、(物によっては互換性のある場合もありますが)1つのメーカー製品しか知らない先生であればパノラマレントゲンを見ただけでは患者さんのインプラントがどこのメーカーかを特定するのも時間がかかり、即座に判断するのには正直難しいと思います。
出来たとしても、そのメーカー製品のツールが無いため対応できない場合もあります。
なので、患者さんからお問い合わせがあった場合は、まずご自身のお口に入っているインプラントメーカーを、治療を行った歯科医院に聞いていただくところからはじめていただきます。
それだけ患者さんが自分の口腔内のインプラントのメーカー名(タイプ)を知らないという事です。
ほぼ2ピースのインプラントに限定されますが、むしろ、患者さんは「どの歯科医院に行ってもインプラントならどこも一緒じゃないの!?」と思っている患者さんが多いのです。
緩んだネジを締めるツールの形状や径とか、メーカー推奨の締め付けトルクも違うので、メンテナンスはその辺のどの歯医者さんでもできるものではない!ということを患者さん自身が知らないのです。
あるインプラントメーカー様では「もしそうした場合はいつでもお電話下さい」とご連絡をいただいたとても丁寧なメーカーさんもあります。
患者さんの転居先で近くのインプラント歯科医院(ユーザー様)を数件ピックアップしていただいたり、歯科探しにご協力いただいき、丁寧に応対してくれるメーカーもそうやく出てきました。(特定の歯科をお教えいただけ無い場合は複数の歯科でも構いません。後は患者さんに選択いただくという形をとりましょう。)
でもメーカーさんの中には、ユーザーである歯科医院のご機嫌を損ねたくないのか、全く協力していただけないメーカーもあるのも事実です。
当製品が入っているというのであれば!
患者さんがお困りであれば!
という事でご協力していただだけると大変ありがたく思います。
バイオインテグレーション
インプラント体が骨とくっつく事を「インテグレーション」といいますが、インプラント体の表面がHAコーティングのインプラントが骨とくっつく事を「バイオインテグレーション」と言います。
オステム、プラトン、AQBなどがHAタイプのインプラントを販売しているわけですが、きちんと学会でその成果を発表されています。
骨と結合しやすいなどのメリットもたくさんあるので今後も目が離せませんね。
インプラント知識での余談ですが
くれぐれも、患者さんから「このインプラントメーカーのこのサイズでお願いします!」というのは絶対に言わないことです。
いよいよこのような患者さんが出てきたか、、、、というのが正直な感想です。
先日、そのようなご相談が実際にありました。
患者さんから歯医者の先生にサイズを指定したのです。
「それだと私には長いので、短いやつでお願いします」と。
他にも「欧州メーカーのインプラントを推奨されたのですが、日本のメーカーのほうが選択肢が多い方がいいと思っています。」と患者さんが何を根拠にか知ら無いが、勝手に解釈するケース。まあ、こういった患者は嫌われますけどね(笑)
患者さんがパノラマレントゲンを見て、どのインプラントのどのサイズが良いか?というのは絶対に分からないからです。
それを決めるのは歯科医であるからです。
「患者の私が希望するんだから、それで良いんじゃないの?」って思う方もいるかもしれません。
「患者の意見を聞いて治療するのが先生の仕事でしょ!」とおっしゃる方が以前いらっしゃいましたがその考えは間違ってます。
先生には「それでどうなっても責任取れませんよ!」、「素人の見解と医師の見解は違う!」、「面倒な患者さんだな!」という3つの意もあります。
それともう1つ。
インプラントメーカーにまで電話しちゃう患者さんです。
図式としては
インプラントメーカー → 歯科医院 → 患者さん
という形になるので患者さんはエンドユーザーになります。
何をいくら言ったところでメーカーさんは患者さんに対し、どうすることもできません。
まあ、この時点で歯科医院があんまり診たく無い患者さん類であることは間違い無いですね。
それまで気になってモヤモヤして散々調べることに多くの時間を費やしていること自体が「病気の一種」だと気づいた方が良いかもしれません。
詳しくは【インプラント相談】のページをご参照ください。
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ある国産インプラントメーカーからの嫌がらせ
あるメーカーからの10年間の嫌がらせが続いていて当方大変困っておりました。やむなく掲載することにしました。