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インプラント治療とは?

インプラントの保証

この記事は2007年〜2015年に書き上げた記事を2016年に一部加筆、修正した記事になります。

インプラント治療の簡単な知識は知っておかないと後悔する!

インプラント治療についての分かりやすい解説です。
インプラントの仕組、構造、特徴とはどういったものか?治療を行う前にインプラントの知識を身につけましょう!
インプラントのアバットメントやフィクスチャーについても写真付きで解説してます。

まずはじめにお伝えしたいのは、「インプラント治療はれっきとした手術」ということです。

医科での盲腸、ガンなどの手術でも当然、治療の流れや、おおよその時間、治療に使用する人工物の特徴、薬の副作用などは患者さんに必ず説明を行います。
歯科治療でも医科同様に説明重視を考える先生も数多くいらっしゃいます。

保険治療の延長線としての感覚を持ってインプラント治療を行なっている先生であれば、あまり説明をしない(重視はしているのだろうけど説明と同意が噛み合っていない)インフォームドコンセントが成り立たっていない現象も多く見かけます。
これからインプラント治療をお考えの方には、是非説明もしっかり行い技術のある名医の先生と巡り合っていただきたいと思います。

説明を聞いたけど良くわからなかったという方も、復習の意味でもこのページの解説でインプラントの構造などをちょっとだけ覚えてください。


しっかり噛める!インプラント

インプラント治療とは失った歯の代わりとなる人工の歯を骨に埋め込み「噛む」という機能を回復、復元させる画期的な治療法です。第二の永久歯とも言われています。
フィクスチャー(インプラント体:下記に写真があります)という純チタンでできた人工の歯根をあごの骨に埋め込み、それに人工の歯(上部構造・被せ物)を取り付けることで、 噛む機能を回復させることができる治療法です。

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また、天然の歯をほとんど変わらない見た目を取り戻すことが可能です。
治療を行う術者の技量も必要な治療であり、患者様もインプラント治療を行うにあたっての口腔内の環境を整えるだけでなく、メンテナンスを行う必要性や、インプラントメーカーなどを知っておく必要があります。


インプラントの仕組み

インプラントという歯科治療法が日本に導入され40年あまり。最近では多くの方にも知られるようになりました。インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味です。
医学用語では移植するという意味があり、歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。
材質は、骨折した時の「ボルト」と同じくチタンでできています。
チタンは人間の骨と相性が良いとされており、様々な医療現場で活躍する素材(金属)です。
金属アレルギーの方でもほんのごく稀にチタンアレルギーがあると言われていますので、心配な方はかかりつけの医師に相談すると良いでしょう。
今までは、事故などで歯を失った場合、一般的におこなわれていたのは入れ歯やブリッジと呼ばれる方法が主でした。これらの方法では歯根は失われたままですが、インプラントでは歯根を再現するわけです。

現在、国際的にも広く認められているインプラントの学術名は「オッセオインテグレイテッド・インプラント」といわれるもので、
「osseo」(オッセオ)とは“骨の”、「integration」(インテグレーション)とは“結合”を意味します。顎の骨に埋め込まれたインプラントは、2ピースタイプのもので約6~8ヶ月ほど、骨との結合に時間を要します。(2016年現在、2ピースタイプのインプラントでも骨との結合が早い物も出てきました。)
1ピースタイプ(HAコーティング)のものは比較的骨との結合が早いと言われており、約3ヶ月~5ヶ月を経て骨にしっかり結合します。
骨とインプラント体が結合した後、2ピースタイプのインプラントの場合はアバットメント(被せ物の支台部)を装着します。
その後、印象と言って歯の形を取り、被せ物を装着してひとまず完成です。


インプラントの構造

インプラントの構造

インプラントとは、失った歯の代わりとなる人工の歯、第二の永久歯です。
基本的にはフィクスチャー(インプラント体)という人工の歯根(下記写真)をあごの骨に埋め込みます。
インプラントメーカーごとに表面構造や形状に特徴があり、骨とインプラントの結合期間の短縮や、長期維持のための改良がされています。
参照ページ=インプラントメーカー

インプラント写真

左は1ピースインプラント、右2つは2ピースタイプのインプラントフィクスチャー

2ピースタイプ(上記写真の右の2つ)のインプラントの場合では、フィクスチャー(インプラント体)を埋入し、4〜6ヶ月待ってインプラント体が骨と結合(インテグレーション)した後に、アバットメントという被せ物の支台部になるものを装着した後、セラミックやジルコニアなどの人工の歯(上部構造・被せ物)を取り付けることで、 噛む機能を回復させることができます。
1ピースタイプ(上記写真の左)の場合はフィクスチャーとアバットメントが一体型になっており、手術後に支台部が飛び出ている形になるわけです。出っ張りが大きいと噛めてしまえるのが難点で、治療を行なった側ではしばらくの間は噛まないようにしなくてはいけません。

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1ピースタイプのインプラント

■人工歯根(フィクスチャー)
■連結部分(アバットメント)(2ピースの場合)
■人工歯(上部構造)
図は2ピースの場合のイラストです。
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ここ10年のインプラントにおける価格推移と保証

インプラント治療は保険が適応されない自由診療で、2005年頃のインプラント治療費用の相場は1本10万円~30万円の歯科医院が多かったです。

一時は「激安インプラント」なる価格設定が安めの歯科医院も多かったのですが、2015年頃から格安を売りにするインプラント歯科医院は減少し、2016年、2017年現在では25万〜42万の価格帯の歯科医院が多くなりました。

一時よりやや相場は上がってきましたが、安易にお金儲けだけを考えインプラント治療に進出した歯科医院が減ったり、安すさを売りにする歯科医院やインプラント屋が徐々に減ったこともあり、患者さんも安心して治療ができ、長期に通える歯科医院を探す傾向になってきたように思います。
値段が別に高いから良いというのは直接的には関係はありませんが、安かろう悪かろうというイメージがついてしまったように思います。
インプラント治療は手術ですので、治療保証や診断も含めて、説明、設備などもきちんとしている歯科医院との区別がはっきりしてきたように思います。

しかもインプラント治療の場合は保険適応で治療できるブリッジ治療のように、健康な歯を削る必要もなく、入れ歯のようなガタつきもありません。
チタンでできたインプラントフィクスチャーが骨と結合する仕組みなので自分の歯と同じように噛めます。

そして、きちんとした手入れと定期的なメンテナンスを続ければ、その治療効果は半永久的に持続するといわれています。
メンテナンスのことも考えれば、通いやすい歯科医院であるのはもちろんですが、メンテナンスで長く通うことを考えれば治療を行う先生や、歯科衛生士などのスタッフのお人柄も重要と言うことも治療の一環として考えなければいけないと思っております。
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本来は、医療に保証があるというのがおかしいのですが、インプラント治療の場合は保証を設定している場合が多いです。
インプラント治療後の保証については歯科医院によっても様々で、おおよそ3年もしくは5年の設定が多いのではないでしょうか?
保証が「ある」、「ない」も、どの範囲まで対象か?というのも歯科医院側が自由に設定することができます。
この保証は歯科医院と患者さんの間で行われるもので、歯科医院側が決めたルールの上で行われます。
ほとんどの場合が「定期通院」を条件にしている場合が多く、定期的な口腔メンテナンス(メインテナンス)でインプラント治療箇所だけでなく、口腔内全体を清潔に保つ事によりインプラントを長期維持できるということを患者さんに意識付けるようにしています。
定期通院にかかるメンテナンス(メインテナンス)はすべて自費治療扱いで、保険診療では行えません。
また、例外として第三者期間が保証を行う「10年保証」というのも歯科医院によっては加盟している場合もあります。
注意しなければならないのは、「口約束で一生保証」とか、書面にない場合の保証です。
一生保証は物理的に不可能ですし、言った言わないになるので気をつけましょう。

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