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インプラント難民が増えている

インプラント難民インプラントトラブル相談室

インプラント難民とは?

インプラント治療が普及する中で最近増えているのが「インプラント難民」です。

インプラント相談会、CM、看板やチラシなどの過大広告を鵜呑みにし、「インプラントは簡単にできる」とのイメージから、難症例の患者さんが安易に治療を決めてしまった場合など、治療後に何らかのトラブルが起きるケースが増えています。

先生や医院との関係が破綻し、それ以降受け入れてくれる歯科がなかなか決まらない状況や、メンテナンスや治療が再開できなくなった患者のことを「インプラント難民」といいます。

原因には様々なものがあります。

先生が注意説明を怠ったのが原因だったり、または患者さんが注意義務に従わなかったり、患者さんが要望を多く言い過ぎたり・・・

このようないろんな要因で、通っていた歯科医院を患者さんが離れた場合or歯科医師から患者さんが見放された時に起きる現象のことです。
technique
皆さんも過去に虫歯の治療などで痛みが引いたから「もう治ったと!」思い、治療の途中で歯医者に行かなくなったという経験をお持ちの方もいるかもしれません。

患者さん側が高額な治療費と時間を掛けてインプラント治療を行なったにもかかわらず、インプラント治療後に歯科医院にメンテナンスに行かなくなった場合など、治療そのものを、虫歯治療の延長でインプラント治療を考えている方にトラブルが多いです。

  • なんで歯医者って何度も通うの?
  • 1回でチャチャっと簡単に終わらないの?
  • 儲けたいから自費治療や抜歯を勧めるんでしょ?

と思っている方は要注意です!

せっかくインプラントを行なっても、今までと管理が一緒ならば、お金と時間をかけて痛い思いもして、せっかく治療したインプラントはすぐダメになってしまいます。

その上、「すぐにダメになった!」と先生に文句を言う患者さんは要注意です。

本当はこのような「デンタルIQ」が低い人がインプラント治療をきっかけに口腔意識が高くなってくれれば嬉しいのですが・・・

このような口腔状態のインプラントは、メンテナンスが行き届いていないため、先生がちょっと触っただけでどこかが不具合を起こす可能性も極めて高いです。

例えば、被せ物の型取り(印象)をしただけで隣の歯の被せ物が取れてしまったなどのトラブルもあります。
少し手を付けただけで、変になろうものであれば、その責任が新しく診た先生に責任の矛先が向いてしまう場合もあるからです。

まあ、簡単に言うとその程度で取れてしまう歯なんです。

それを、「さっきまで普通に付いていたのにお前がダメにしたんだろ!」とか先生に文句を言う困った方もいます。

そうなると良心で診てあげようと思った先生も可哀想だし割に合わないでしょう。

口腔内に他で治療を行なったインプラントが入っている状況で他の歯科医院に行った場合でも同じことが言えることがあります。

「他院でのインプラントが埋入」されている場合には、メーカー製品が異なる場合もあり、製品の特定ができないこともあるので治療に対応できないという理由でお断りされる場合があります。

これに対し、歯科医院に治療拒否された!という捉え方をする方もいらっしゃいましたが、診れないというのが現状。

最近は様々な国内外のインプラント製品にも精通し、他の医院での治療途中の方でもその続きの治療を行う歯科もありますが、他で治療を行なった箇所が仮にダメになったとしても、その責任を取らないという条件での診療になることと思います。

そりゃ、他で行われたインプラントの責任まで被りたくないですからね。

下にも書きますが、面倒な患者さんやトラブルの患者さんの可能性があれば、歯科医院側の患者さん受け入れはより慎重になります。

  • 自分を受け入れてくれる歯科を探せない。
  • 受け入れてくれる歯科を探せない。

この2つを半年以上続いている方は、治療を目的とは言ってはいるものの、悩みなど相談を聞いてもらうだけの傾向にある事も多いです。

「長年悩んでて、自分に合った先生を探しているんです。」という方で、なかなか治療にとりかかれてない方に、「本当に治療する気ありますか?」と聞くと、「はい!もちろんあります!じゃあ先生でお願いします!」となっても、数日後、「やっぱりもう少し考えて良いですか?」と、また歯科医院を次々とハシゴして・・・という方も多いです。
特に40代以降の女性に多いです。

敬遠されがち(インプラント難民になりそう)な患者さんは、

  • トラブルを起こしそうな人
  • 変に細かい人
  • 歯科医師に面倒と思われてしまう人
  • 言うことを聞いてくれなさそうな人

まあ、普通に考えれば「面倒な患者は診たくない!」というのが歯科医師の本心です。

基本、トラブルを抱えた患者さんや指示を守らない患者は診たくないです。

本数が多く必要になる難しい症例の方が、先生の言う事を効かない場合には、先生も高リスクを負ってしまいますからね〜

それでなかなか治療にたどり着けず、同じ状況で停滞している方や、行き先がなく浮遊している方が「インプラント難民」に属します。

先に治療を行った歯科医院とのトラブルに巻き込まれる可能性があるから診たくない。
先に治療を行なった先生が同じ大学の先輩。
先に治療を行なった歯科医院が歯科医師会やグループの先輩や重鎮もしくは有名な先生。
この場合は次の先生も手を付けたくない場合があります。

診たインプラントがあまりにもおかしければ、酷評しなければいけない場合もあったり、そうなると他の歯科医院の悪口を言う事にもなる。
言ってしまえばその矛先は元の治療を行なった歯科医院に向いてしまう。

「他の歯科医院でインプラントが埋入されている患者さんはトラブルの原因にもなるので診ないように」と言われている地域もあります。

どの歯科医院でもインプラント治療を行なっているわけでは無いという理由や、治療に対しての考え方の違いもあるからです。

治療は最初の診断が肝心!

歯科医院側も最初の時点から患者さんとのトラブルを防止する為に、
お口の中を「インプラントが出来る清潔な状態」にしてから「噛み合わせなどの検査」、「治療承諾書、同意書、見積書」、「保証」、「意思の疎通」、「使用するインプラントメーカーを伝える」まで細かくきちんと行う先生も数多くいらっしゃいます。

残念ながら、一部の歯科には「すぐにインプラントしましょう!」「すぐに治療できますよ!」と言って、治療を急かす歯科もあります。

安さを売りにしているインプラント歯科医院では、トラブルが起きた時に「だったら最初から金額が高い所に行けば良かったでしょ!」と患者さんに言ってしまう先生もいました。
患者さんが先生に言い寄ったら「嫌なら他行けば?」と治療途中であっても患者さんに言ってしまう場合など、歯科と患者の信頼関係が破綻して、患者さんが次の治療をしてくれる所を探しても、なかなか見つからない、受け入れてくれない、メーカーの違うインプラントは使った事がないから先生が分からない、患者さんが先生に無理難題を言った場合など、いろんな要素がありますが・・・・

「インプラント難民」という造語はそうした一部の無責任な先生が生み出した「負の産物」でもあれば、先生に無理な要求をした患者さんが作り出したものでもあると思います。

簡単に転院できない理由がある

2ピース構造のほとんどのインプラントは、メーカーごとに器具の規格が違うので、歯科医院でツールセットがない場合や、メーカーを特定しないと患者さんを受け入れられないという問題があります。
しかも、「他医院で行なったインプラントのリスクまで自分の所が負いたく無い」という本音もあります。
最近は、他でインプラント埋入したのを全部抜いてインプラントしなければいけない!という歯科医院もありました。
確かに全部自分が治療を行ったインプラントなら責任が持てるというのも分かりますが、問題ないインプラント体まで抜いて再度埋入するリスクも患者さんには相当なものです。
また、「治療を行なった医院での保証」という問題もありますので転院の際には注意が必要です。

きちんと受け入れてくれる歯科医院に足を運ぶ事です。

今までの歯科の選び方よりも難しくなるので要注意です。

探し方、選び方が以前と同じままなら、また同じ事を繰り返してしまう場合もあります。

インプラント治療後に先生と揉めた・病院と揉めた

揉める原因も様々です。下記には多くのお問い合わせで実際にあった例を掲載します。

・最初の説明はさんざん偉そうな事言ってて、治療(後)は院長が一度も診ない。
・治療後に噛み合わせなどが不快で納得いかない事があったので先生に話しをしたら「別に他に行ってもらっても結構ですよ」と言われた。
インプラントメーカーや人工骨の種類を先生に教えてもらおうと思ったら「患者は別に知る必要ありません」と言われた。
※結局教えてもらえなかったケースも存在。
・インプラント治療前は先生やスタッフの対応も良かったが、治療後からは素っ気ない。
・明らかに失敗なのに失敗と認めない。
・きちんと治したいのに先生に言い寄ったら「お金返します」って言われた。
・素人考えながら、わからないことを先生に相談したら、もの凄い嫌な顔をされ向きになって文句を言われた。
・「うるさく言うならもう診ません」と言って治療拒否された。予約も取ってくれない。

実際にあった例ですが、
1ピースタイプのインプラントは構造上、埋入初日からアバットメント部分が飛び出ています。
分かりやすく言うと被せ物が着く部分の突起が出ています。「仮歯」を付けると噛めてしまうという構造上の特徴と難点があります。
もちろんしばらくの間(骨と結合するまで)は噛んではいけないのですが、先生が患者さんに対して不躾に「あなた噛んだでしょ!」、「歯ぎしりしたでしょ!」と言うケースがあります。もし、インプラントが最初の段階(2〜3ヶ月)でインテグレーション(インプラントと骨との結合)がうまくいかない場合に先生(術者)が「あなたが噛んだから」とか「歯ぎしりしたから」とか言ってしまえば責任はすべて患者さんに押し付ける事が出来てしまいます。

こう言う場合には注意が必要です。

もちろん患者さん側の「歯ぎしり」の問題もあります。
患者さんで「私、歯ぎしりしていないですよ!」って自信を持って言われる方がいらっしゃいます。
「奥さんが隣で寝ているので歯ぎしりしているか聞いたら歯ぎしりしていないって・・・・」
先日、インプラントが折れた患者さんからのご相談でこんな会話がありました。
この患者さん。

2ピース構造のインプラントで、接合部から折れてしまったそうです。

2ピースタイプのインプラントは、1箇所に負荷が掛かった場合や横からの力に弱いので、接合部に弱点があります。

また、2ピースは1ピースタイプより折れやすいのは仕方がありませんが、1ピースで折れたというケースは1000件に1件位あるそうです。

「被せ物が大きい場合にも折れる事がある」と以前あるインプラントメーカーの方がおっしゃっていました。まあ、噛めてしまうからしょうがないですけどね。噛めるけどその箇所で患者さんも噛まないようにしなければいけません。

それ以外にも「歯ぎしり」、「くいしばり」というのもありますから、実際「歯ぎしり」していないようでしている場合もありますし、無意識で「くいしばり」の場合もあるのでしっかりと歯科医院でチェックしてもらうのが良いのでは無いでしょうか?

「私、歯ぎしりも食いしばりもありません!」と胸を張って言ってる方の約半分は「食いしばり」「歯ぎしり」ある上に、歯列接触癖がありましたから・・・

なかなか仮歯からちゃんとした補綴物(上部構造=被せ物)が入らない方は、かみ合わせ等に問題がある方が多いです。
「1年以上経ってもまだ仮歯のままなんですけど〜」とお電話いただく方が多いですが、入れてくれないのでは無く、入れられないのです。せっかちは損ですよ!時間がかかりますから。

ある名医の先生が言うには「そうならないようにきちんと診断してから治療を行なうのが常識」とおっしゃいます。
初期段階での診断がどれだけ重要かと言う事がご理解いただけると思います。
患者さんご自身が自分の癖や特徴を知るのも良い機会ではないでしょうか?
それを知らずして歯科医師に責任を被せるのは可哀想です。

実際にあった話-患者さんになすりつけ

「噛んだでしょ!」「歯ぎしりしてるでしょ!」あー、あれほど噛むなと言ったのに・・・・
「噛んでません!」
「でもこのインプラントもうダメだから、またやり直しね。」
「え?またお金かかるんですか?」

こんなやりとりが、ある歯科で先生と患者さんの間にありました。

1ピースのインプラントは構造上その日に噛めてしまう問題があります。
骨との結合は早いので利点もあるのですが、構造上の特徴があります。

価格も安めですが、2度もお支払いしたら大変ですね。

埋入初期の場合は無償でやってくれる歯科医院もありますから、最初に確認するのが良いですけどね。

噛めると言うか、被せ物の支台部が出ているのでどうしても物が当たって噛めてしまいます。
2ピースの場合はフィクスチャー(インプラント体)が骨に埋没されている状態なのでさほど問題ないのですが、1ピースタイプのインプラントの場合には手術日〜3ヶ月の間に上手く生着しなかった患者さんに対し「噛んだでしょ!」「歯ぎしりしたでしょ!」と患者さんに責任を押し付ける先生が実際にいたのです。

もう閉院してしまいましたが、杉並区久我山駅前近くのある歯科医院で実際にあった話です。

患者への説明を軽視し、治療が終わると説明もしないでさっさと居なくなる先生で、実際に患者さんとの裁判、訴訟などのトラブルも多く、「説明義務違反」の前例を作ってしまった歯科医院です。

患者さんが文句を言うもんならば、一切人任せで表には出てきません。

2言目には「嫌なら他の歯科に行ってもらって結構」、「じゃあ、お金返します」、「だったら最初から値段が高い所に行けば良いじゃない!」という患者さんとのやりとりはしょっちゅうありました。

俺はすごい!こんな症例出来るのは他にそういない!
ちょっとでも自分の意に添わなければヘソを曲げてしまう。「子供かっ!」といわんばかりです。だから最初は良い事ばかり言ったり、偉ぶっている先生は信用度にかけるんですよねえ。

医療なのですから「安いんだから文句を言うな!」というのは正直話が違うと思います。

「この部分で噛まないように!」と医療に対しての当たり前の説明をしっかり行っていれば、ある程度回避できる問題なのですが。

やはり注意事項も最初にしっかりと説明してくれる歯科医院が良いですね。
雑、大雑把、無計画での治療は後から大変なことになります。

ただし患者さんは患者さんで、「この説明は聞いてない」とアラ探し的な発言は、患者さんは極力控えるべきです。

だったら最初から「こんな歯科には行ってはいけない!」と言うことです。

アラ探し患者の究極は?

中にはインプラント治療から5年も経過したインプラントを「この説明は聞いていないけど金は戻るのか?」「メンテナンスの説明は一切受けてない」と相談してきたツワモノの患者さんもいらっしゃいました。

定期的に口腔内のクリーニングが必要との説明を当時言われてなかったとか色々な理由をつけて、ダメになったインプラントの再治療に対して値引き行為を行うとかは歯科医院との関係を壊す原因でもあります。

まずご相談のお電話でも「インプラント治療を受ける方には定期的に歯科に通わなければいけない重要性」をきちんと説明するようにしています。
必ずしなくてはいけないと思っています。

そのような患者さんは「インプラントは入れればおしまい!」といった具合に考え、歯科治療や口腔管理に対して軽い感覚があり、ダメになった時にアラ探しをして何とか治療費を安くしようとか、その責任を歯科医師になすりつける患者さんがいるのも事実です。

そのような患者さんが良い治療を受けれるとは正直思いません。

その歯科医院を選んだ事にも責任があると思いますよ。

自分の癖を知ることも大事です!

最初に噛み合わせなどをチェックしてもらってからのインプラント治療がベストではないでしょうか?
最初の診断が重要なのは上記で触れたと思います。

些細なことからの「不信感」で歯科を変えるのも、患者さんにとってはリスクが大きいので、最初の時点できちんと確認するのが望ましいです。

患者さんご自身も、自分の癖を知っておけば、よりご自分のお口の中にも関心が高まるでしょうし、メンテナンスも楽しくなる事と思います。

それだけ「きちんと噛める食事」が楽しいか!という事でしょう。

年々歳を重ねることによって噛み合わせもだんだん変わっていきますし、思い込み、勘違いなども多い方もたくさんいると思います。

「歯ぎしり」「食いしばり」はインプラントにとっても天敵だったりします。
自分の歯は「揺れる」けど、インプラントは骨とガッチリ着いているので揺れません。

インプラントの被せ物で「ジルコニア」は自分の歯よりも硬いです。

どっちが強いか弱いか分かりますよね。

そういう事をしっかり聞ける、説明してくれる先生が理想ですね。

インプラント後に転勤、引っ越し

このケースの相談も多いです。
「治療に使用したインプラントメーカー名を患者さんに伝える・教える」
という公的なガイドラインが存在しないため、ご相談者様の殆どの方が、ご自身に埋入されているインプラントのメーカー名が答えられないという相談データがあります。
基本、「他医院で埋入したインプラント」がある場合は、新しい歯科を探すのには難航するでしょう。
なぜならば、「他の医院のインプラントがもし治療して変になったら責任取れない」からです。
もちろん地域格差もあるとおもいます。
インプラントメーカーの販売拠点と歯科医院のユーザー数の絶対数が違います。
小規模なメーカーほど地方にはユーザー歯科が少ないとかもありますので。

現在は、インプラントメーカーにもご協力していただき、患者様の転勤先での歯科探しを行なう場合もありますが、確実に診てくれるかどうかの確証はありません。新たにリスクを背負い込みたく無いのです。
「この箇所のインプラントがおかしくなってもクレームを言いません」
と一筆書けばもしかしたら診てくれるかもしれませんが、これからもこの問題は続くと思われます。

インプラント難民を増やさない為に

インプラント難民を増やさない為には、
歯科医師は、「患者様の不満や心理を汲み取る事」を行い
患者さんは、「理想(イメージ)だけを無理に押し付けない」「自分は患者(客)だぞ」と威張らないというのが大事です。

それと、十分なインプラントに対しての下調べが必要です。
術者のインプラント技術が不足りていないのに「インプラント治療・矯正治療を導入したら稼げる」という安易な考えでインプラントを導入した先生には、このような患者さんに対しての対処や心のケアも当然出来るはずありません。
特に、「1ピースタイプのインプラント」(「1回法」と言われています)は、「2ピースタイプのインプラント」よりも比較的簡単に治療が出来てしまうので、十分に術者の治療経験を確認する必要があると思います。
問題は、2ピースのインプラントです。
構造上2部構成になっているのでメーカーごとの規格になっていて、ネジ部などのすべてがそのメーカーの物でないと使えないのです。
(一部のメーカーは大手外国産メーカーのツールとの互換性があります)
レントゲンですべてのメーカー名まで判断するには困難ですが、こうした画期的な本が出ています。

このインプラントなに?―他医院で治療されたインプラントへの対応ガイド

勉強している先生でも数社のインプラントは画像から判断出来る場合もありますが、それもごく稀なケースです。
発売されているすべてのインプラントのパノラマ画像がでていますので、きっと歯科医師の先生にもお役に立つ本だと思います。

まとめ

  1. インプラントメーカー名を事前に知っておこう(引っ越した場合など転院時に役立つ)
  2. 無理難題を先生に言わない(高いとか、まだ終わらないの?とか)
  3. 質問などがある場合はなるべくまとめておくこと
  4. 患者だと威張らない!(モンスター患者や嫌われる患者に自分からならない事)
  5. 少しでも最初の時点で不信感がある場合は違う医院も選択肢に入れ比較する事
  6. インプラント相談会などで安易に決めない事。(即決はだめ!骨が足りない、など難症例の場合は特に!)
  7. 歯があるときはこうだった!と昔のイメージをなるべく言わない
  8. 噛み合わせなど1回で治ると思わない事!(1回で治ったら神!根気が必要です)
  9. 歯ぎしり、食いしばりなど、噛み合わせは医院でチェックしてもらう事(無意識など自覚がない場合も多い)

こうならないように最初の歯科選びは重要

文章には一部、実際の杉並区久我山の歯科医師について記載しております。※現在は閉院しています

(2015/2/15 07:42)
浜松市南区の女性(55)に誤ったインプラント(人工歯根)治療をしたとして業務上過失傷害の疑いで書類送検され、静岡地検浜松支部が不起訴処分にした東京都杉並区の男性歯科医師について、浜松検察審査会が14日までに、「不起訴相当」と議決していたことが関係者の話で分かった。議決は12日付。
女性が処分を不服として1月、同審査会に申し立てていた。審査会は罪名を傷害とした上で、不起訴相当の議決理由を「被害者に生じたインプラント周囲炎、歯槽骨欠損のいずれも傷害とまでは認定できない。歯科医師に傷害の故意があったことも認定できない」とした。
申立書によると、歯科医師は2010年1月、当時勤務していた同市天竜区の歯科医院で女性にインプラント治療をし、女性は歯槽骨欠損などを負った。女性は「このような結果になり、残念」としている。

浜松市南区の50代女性が、市内の歯科医で誤った治療を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の判決が11月26日(2013)あり、静岡地裁浜松支部は杉並区久我山の歯科医師に対し195万円の支払いを命じた。弁護士を立てない本人訴訟だったが、裁判所は歯科医側の過失を認めた。
判決や女性によると前歯の治療でインプラント本体を誤った位置に埋め込まれ、激しい頭痛や顔面の腫脹が生じ、食事も外出もままならない日が続いた。治療した医師は「失敗ではない」と強弁したが、その後受診した七か所の歯科医院で全て「撤去が必要」と診断された。
「誰かが訴えなければ、被害者は増え続ける」と訴訟を決意した

  • 正しい治療であるならば、きちんと最初を説明しておけば良い。
  • 失敗がカバーできる範囲内であれば理由をしっかり説明し、リカバリーすれば良い。
  • 患者もしっかり説明を聞くべきであって、最初の歯科選択をどのように行ったのかも問題。
  • 患者が比較もせずネットだけで調べ、値段の安さで飛びついたのなら更に問題。
  • 説明もそこそこで同意(インフォームドコンセント=説明と同意)した患者さんにも責任はある。

インプラント難民にならないように歯科選びも最初が肝心だと思います。

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