歯科で治療を受ける患者さんの中で一番多いのが、「痛いから歯医者さんに治療に来た」という患者さんです。
痛いから治療に行くというのはごもっともなお話なのです。
インプラント治療の場合には「歯がないからインプラントを!」という理由もわかります。
ですが、すぐに歯医者さんに行って、すぐできる治療とできない治療があります。
「行けばすぐに治療ができる」と思っている患者さんが多いのです。
もちろん虫歯が痛くなった時でも同じです。
ホワイトニングでも同じです。
とうぜんインプラント治療でも同じです。
痛いのは可哀想だからなんとか治してあげたいけど治せないのが現状です。
痛みを抑えることが、患者さんが「治った!」と思ってしまうことが歯科治療の最大の盲点なのです。
たまに、痛いのに診てくれなかった!と言う方がいらっしゃいます。
先生によって考え方が異なります。
中途半端に治療を行なって、その夜にもっと痛くなったとしたらどうなりますか?
「あの歯医者に虫歯の治療に行ったら治療をしてもらえず、その夜に痛んで痛んで眠れもしなかった!」ということになりますよね。
歯医者さんも「なんでそこまで悪くなるまで放っておいたの?」としか言いようがありません。
患者さんに治療に行かなかった(来なかった)理由を聞いたとすれば、
「だって、忙しかったから」
おそらくこんな理由になるでしょう。
歯科医院も数多くありますが、すぐに治療を行う方針の先生もいれば、次回の予約を早めにとって診断から行う方針の先生もいらっしゃいます。
はたしてどっちの方が良いのでしょうか??
次の項には良い先生の定義について書いてみようと思います。
「いい先生」の定義が異なる!
「あそこの歯科、すぐ治療してくれてとってもいい先生だったよ!」
これって痛みからすぐ解放された!という患者さんの心理もあると思います。
空いている歯科医院ですぐに診てもらえたというケースもあります。
このケースで多いのが、中年層から高齢者の方に特に多いのですが、歳をとるに連れて仲間内では健康についてや病気についての話題がどうしても多くなりますよね。
ここで注意したいのが、「痛みをとってくれたからいい先生!」、「すぐ治療してくれた」となることです。
実際にはすぐに診てもらえることは稀です。ほとんどの歯医者さんは予約制で、一般歯科治療を保険診療メインのところが多いので、インプラント治療に当てはめることは難しいです。
しかもその症状は一時的に治まったと言えばいいのでしょうか?
根本的に解決には至っていません。
掘り下げたらここに書けないこともいっぱいあるのですが。。。。。
根尖病巣などレントゲンで黒い影がもしあったとしたら、いつどのタイミングで痛みが出ることやら。
いつどうなるか?と言うのはそればかりは神様でも分かりません。
そのような時限爆弾を口腔内に抱えたまま痛い所を治しておしまいと言う先生もいれば、治療の大事さを患者さんにしっかりと伝えて計画を立てて治して行く事を伝える先生なのか……
圧倒的に後者の先生のほうが「いい先生」だと思います。
興味ある方は下記の文章を「和訳」してください。
It is claimed that attempts are being made to publicize care and treatment guidelines as much aspossible but the fact remains that manyinappropriate treatments continue to be carried out.
参照:Wikipedia日英京都関連文書対訳コーパスより
Prevention is better than cure.
An ounce of prevention is worth a pound of cure. とも言われてます。参照:Tanaka Corpusより
きちんと説明してくれる歯医者さんで治療しよう
みなさん多いのが「地域名 + 歯科 評判」とか「地域名 + 歯科 口コミ」など検索しますよね。
例えば、東京都の練馬区中村橋の歯医者さんを例に挙げてみましょう。
上位に表示されるページのほとんどは歯科のポータルサイトが占めています。
検索候補には「中村橋 歯医者 評判」、「中村橋 歯科 口コミ」などがあります。
このコメントなどを見て歯医者さんを探す方が結構多いのです。
症状はみなさん一緒じゃありません。
口コミがご丁寧に細かく書いている場合はご注意です。
星5つなどが集中していたり、同じ日に何個もコメントが集中して書いている場合なども要注意です。
口コミや評判は、誰が書き込んだか分かりません。
そんな情報をあっさりと信じてしまうのが日本人の国民性かもしれません。
気をつけましょう。