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格安・激安インプラントについて

格安低価格インプラントインプラントの歯科の選び方

この記事は2007年〜2015年に書き上げた記事を2016年、2020年以降にも随時加筆、修正した記事になります。
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インプラント治療においての費用のからくりは「インプラント費用その1」をご参照下さい。

2018年11月〜2019年
久我山のある歯科医院の電話が繋がらないといったお問い合わせが多いです。すでにインプラントの治療費を前払いしてしまっている、返金してくださいと言ったほうが良いのか、それとも治療を受けたほうが良いのかと相談が増えております。
お気をつけください。この歯科は閉院しました。

値段の安さで決めるとロクなことがない

激安・格安インプラントについての解説です。

このページに辿り着いたほとんどの方が「激安インプラント」、「格安インプラント」、「値段」などの検索キーワードで来られたと思います。

悪いことは言いません。高い安いに関係なく値段だけを見てインプラント歯科を探すと正直良い事がありません。ですが、安いことが必ずしも悪い事では無いですし、高いから必ずしも良いということでは無いという事を付け加えておきます。

「安くすれば患者さんが来るだろう!」の感覚で低価格を提示しているとしたら、どう思いますか?と言いたいです。

患者さんに言いたいのは特に、
難しい症例の方が、価格の安さからインプラント治療を決めるのは、「安物」を求めているのと同じなのでかなり危険です。

例え治療が成功したとしても、長持ちしなければ、また再手術のお金がかかるわけですから・・・

 

そういう人は最初からネットだけで値段の安い所を探していますよね。それは治療の内容よりも、ただ単に低価格だけを追求するだけの行動なのです。

 

口コミサイトやランキングサイトを簡単に信用する人と同じ感覚であると言えます。

「書き込む患者の立場になってみれば明白で、すぐに治った患者はわざわざ書き込むようなことはしません。つまり、高評価は自作自演か、通院中の患者が安心したいがために書き込んでいる可能性がある。むしろ、患者のモチベーションとしては、悪い印象を受けると積極的に書き込むので、マイナスの書き込みほど参考になります」
参照=日刊SPA

歯科医院をきちんと数件回って、自分の症状やインプラント治療の難易度を自分自身で把握し、その数件の中から比較して値段が比較的安いところで・・・というのならまだわかります。

せめて、ちゃんと比較するべき!と思います。

治療費が格安になる理由

下記の項目にも書きますが、インプラントが安くなる理由として以前はフィクスチャーの一括仕入れなどが主でした。

確かにチェーン展開している歯科やグループ系を持つ歯科医院は「全体一括仕入れ」が十分可能で、仕入れに掛けるコストを抑えることができます。

歯科医院がインターネットの上位表示や派手な宣伝広告にお金を掛けたりすると、必然的に多くの患者さんを診なければいけなくなり、患者さんとのコミニュケーションもそこそこ、診断もそこそこで治療に取り掛かったり、患者さん1人あたりに掛ける時間が少なくなります。

サイクル(回転率)を早めなければいけなくなるのです。

もう一つ理由を挙げるとすれば、
ストローマンのSLA、ノーベルバイオケア、アストラテック、オステム、バイオメット3iなどの2ピースインプラント世界4大メーカーの製品を使わずに、比較的仕入れが低価格の国産1ピースインプラントを使うという理由もあるかもしれません。

4大メーカー製品よりも仕入原価も安いので、格安価格で料金表示すことができるという理由もあるでしょう。

被せ物の材質も重要です

被せ物はインプラント治療の最後の工程です。

ほとんどの歯科医院では一般的に、被せ物の型を取り、歯科技工所という所に指示書を書いて歯の形を作ってもらいます。

大手(グループ系)の歯科医院であれば「院内技工」といって、歯科技工士さん(国家資格者)を雇い、ラボという製作室を所有し、そこですべての医院の被せ物を製作するといったコストダウンの方法を取っています。
外注を行わないので大幅なコストダウンが見込める方法です。

 

ただ、規模にもよりますが、ジルコニアなどの硬い物質を歯の形に加工する機械は大変高価なため、導入できないところはラボ(歯科技工所)に外注する場合もあるでしょう。

 

被せ物には様々な材質があります。

それぞれの患者さんに合った材質や、それぞれの材質による特徴があります。
ジルコニアは人工ダイヤモンドと同じ鉱物で最も硬い材質です。

インプラントの価格を安くできる理由として、被せ物の材質も比較的高めのジルコニアやオールセラミックを使用するのでは無く、それに比べて安価なハイブリッドセラミックや内側が金属のメタルボンドなどを使用するから安さを打ちだせるというのが理由でしょう。

中には「パラジウム合金」という虫歯治療など奥歯の詰め物などによく使かわれる金属を使って安さを打ち出す歯科医院もあります。

ですが、最近は金属の値段も高騰していますので、歯医者さんは金属では仕入れが高いので、そんなに利益が出ないのが現状です。

格安を売りにした歯科で治療を受けた患者さんのクレーム

「◯◯市 格安 インプラント」「安い インプラント 安心」と検索を行い、一度説明を聞いただけでインプラント治療の手術日を決め、治療に取り掛かった患者さんの相談もとても多いです。
「それは聞いてなかった」「そうだったら治療していなかった」とすべてを歯科医院のせいにする患者さんが大半です。
「だって、歯がないからインプラントをしたいと思うのは当然でしょ!それを治すのが歯医者さんの仕事でしょ!」
まあ、インプラント治療を安易に考えすぎです。
もちろん低価格できちんと診断も行い、しっかりインプラント治療を行なっている歯科医院もあります。
そういう歯科医院は治療を行う症例と、患者さんはしっかりと選んでいます。
面倒になりそうな患者さんや言うことを守らなさそうな患者さんは口腔意識も低く、後にトラブルを起こす可能性もあるので一切診ないようにしているのです。
それは当然のことだと思います。

・口腔意識が低い(歯周病、欠損歯など長期放置)、
・やたらと質問が多く(メールの問い合わせなどで過去のストーリーや質問などが長文)、(歯科に行かずしてメールでの質問を複数の歯科に送る期間が長すぎてなかなか治療に行かない)
・優柔不断(でもネットにはこう書いてあったとか、でも、だっての繰り返し)、
など、共通事項がたくさんあります。

スーパーのチラシの特売品に目がいく感覚と同じような方法でインプラント治療を行う歯科医院を決め、良い結果が得られなかった方の共通事項は女性に多い傾向です。
安物を求めた結果、そこに導かれるのが世の常です。
広告も、そのようなターゲット層を選定して作り込みをしますから当然と言えば当然です。

じゃあ価格が高ければ良いのか?

もちろんインプラント治療のお値段の設定が高くても、インプラントの治療内容や契約の締結方法が短絡的であったり、治療を行う先生が傲慢で横柄で、言っていた事と結果が異なった時など、治療が上手くいかなかったら元も子もありません。

短絡的に、「格安インプラント=激安国産インプラント」といったような、批判的な歯科医院のページも、ごく稀にお見かけしますが、すべての国産インプラントがダメであるかのような書き方をしているのはいただけません。

八王子市、立川市など多摩近郊のインプラント相談会やチラシなどで、即決を迫られたケースなどのクレームもありますが、患者さんが治療費の安さに惹かれたり、歯医者さんの見た目だけに惹かれて即決した、というような単純な理由で治療を行うのを決断するのが一番怖いと思います。

  • 相談会後、比較的早くインプラント治療日の決断を早く迫って来る。(キャッシュフローの事を考えて?)
  • 広告宣伝に掛けているお金はどれくらいなのか?(看板、チラシ)

経営の指標として一般的に「月の宣伝広告費は売り上げの10%は!」とも言われていますが、歯科は医療ですから実際に過剰な広告宣伝はそんなに必要ないかと思います。

単純に考えて、駅前ロータリーを見上げた時に見える大きい看板は年間数百万。
郊外の道路沿いの看板でも大きさにもよりますが年間30万から60万位はします。

10%のそれを超える月間固定費は経営を圧迫する可能性も大いにあります。特に、予想だにしない震災や、2020年のコロナウイルス感染症の時みたいに、消費が自粛傾向にあれば、歯科にも患者さんは足をなかなか運びません。

患者さんを早く診なければいけなくなるサイクルは、格安インプラントだけに限らずの事です。

例を挙げるとすれば、記憶に新しい格安ツアー会社「てるみくらぶ」の経営破綻のニュースじゃないでしょうか?

「てるみくらぶは中高年層を取り込むために以前から高額な新聞広告の掲載を積極的に行っていましたが、このビジネスモデルは旅行会社としてはもう古い。通常、ツアーの粗利は10%もなく、ハワイなど海外の人気リゾートは競争が激しく7%程度。格安がウリの同社はそれ以下かもしれません。広告費ばかりかかっていては、経営が行き詰まるのも当然です」
「キャンセル料が発生するのは国内が出発21日前、海外が31日前、繁忙期が41日前と旅行業約款で定められており、多くの旅行会社はそれに準じています。ただし、キャッシュフロー成立のために入金期日をキャンセル料の発生期日以前に設定する会社があり、こういう業者はマズい。あと、ツアー予約後、入金期日が申し込み3日以内など早めに設定されている旅行会社も要注意です」
参照=日刊SPA

相談会に行って早く治療を迫られた方や、格安インプラントで「すぐ治療できますよ!っていわれた患者さんは、「だって先生から早めにできると言われたらそう思うじゃないですか!」と言うのも分かります。
値段じゃなく、治療を決める早ささじゃなく、きちんとした治療を受けれるかどうかです。

もちろん口腔内の状況が悪いからインプラント治療を受けるのでしょうが、歯周病がある方は歯周病の治療をしてからの方がインプラントが長持ちする確率がアップしますし、患者さん側からもマイナス要素はできるだけ少なくした方がトータルして時間と費用の無駄が省くことができます。
インプラント治療はプラモデルのように取れちゃったから着ければ良いというものではありませんよ!
そんなに急いで決めなくても良い治療です。

話をまとめると、

  • 値段から決めてはいけない。
  • 高いから安心とは言えない。
  • ネットだけで見もせず決めない。
  • 相談会で安易に決断しない。(難症例であれば特に!)
  • よく比較する事。(難症例であれば特に!)
  • 入金や治療日を急がされない事。

ですね。

値段じゃなければ何で判断するの?

ではどうやって歯科医院を判別をすればいいのでしょうか?

  1. 「ネットだけで即決判断しない!」
  2. 「口コミで人気!などに惑わされない」
  3. 「ホームページの見た目だけで判断しない!」

ということです。

みなさまも御存知の通りインプラントは虫歯の治療など一般保険診療と違って保険適用外(自由診療・自費治療)です。

それぞれの歯科医院が自由に価格を設定することが出来ますので、治療費用をどのように表現するかは歯科医院の自由ということです。

確かに価格が安いに越したことは無いと思うのですが、そもそもインプラントは医療であり、治療であり、手術ですので価格の安さで決めるのはもってのほかです。

このように「簡単」「お手軽」となると歯科治療そのものが医科の治療に比べ安っぽく見えてしまい、治療を受ける患者さん側の認識としてインプラント治療を軽視してしまう恐れもあります。

これが歯科業界にとって一番良く無いことです。

相談会などで、「貴方はすぐにインプラント治療ができる方ですからすぐに治療する日にちを決めましょう!」と、相談会後すぐや、数回歯科に通っただけで、治療を決めてと言ってくる歯科医院には気を付けなくてはいけません。

価格が安い分多くの患者さんを診なければならなくなり、本来なら先に行わなければならない治療を行わずしてインプラント治療を始めてしまったというケースもあります。

看板やCMなどを流して莫大な宣伝費を多く掛けている所も同じで、多くの患者さんを効率よく診なくてはいけなくなります。

患者さん本人さんの歯が無い事のコンプレックスや噛めるという望みが気持ちを急がせることもあるかもしれませんが、そんなに急ぐ治療ではありません。

治療を行なった後は長く通うことになりますので、少しでも変だな?と思ったらもう一度冷静になって考えるのが良いかもしれません。

価格には1ピースインプラントと2ピースインプラントの違いもある

インプラントの業界的に1ピースのインプラントを使っているところの方が価格設定は安め。
2ピースのインプラントを使っているところの方が価格設定は高めという感じです。

どちらも認可を受けた医療器具になりますので、噛む機能を回復するという目的の医療器具であるということは患者さんから見たらどちらも同じです。

ただ、メーカーごとに製品性能の差や表面構造の特徴や材質、形状も異なります。

手術を行う歯科医師の先生も、手順の少なさは圧倒的に1ピースのインプラントの方が楽!
とおっしゃることでしょう。

それに比べ、2ピースのインプラントは2度手術を行うことから治療工程は2ピースの方が多いです。

1ピースのインプラントメーカーは「骨との結合が早い」のを売りにしているメーカーが多いです。

表面構造が骨と着きやすい性質を採用しており、被せ物が入るまでの期間を考えたら患者さんの負担が少ないのも確かです。

1ピースタイプのインプラントは、被せ物の台になる部分が付いている状態なので、2ピースタイプに比べて部品点数が少ないです。
これが価格が安い理由の1つでもあります。
2ピースはインプラントフィクスチャー(骨に埋まる部分)とアバットメント(被せ物の台になる部分)がセパレートのネジなので、1ピースインプラントに比べて製造コストが掛かりますが、アバットメントの選択で向きが変えられる構造です。
インプラントを埋入したその日から台の部分(アバットメント部分)が出ているので噛めてしまいます。
しかも治療が比較的楽に行えてしまう為、簡単に治療を進める歯科医師が増えたのも事実です。
入れる場所によっては1ピースインプラントは向きが変えられない為、埋入方向に制限があります。

2ピースインプラントは構造上ネジをドッキングさせる構造なので、結合部は横からの力に弱い、緩むと言われていますが、最近の製品はこうした欠点が改善されつつあります。

それぞれの利点と欠点があることも確かなので、一概には言えないというのが結論。

問題はインプラント治療を安っぽく、治療や歯科業界の価値を下げるような表現をすることに問題があると思います。

コストがかかっていない1ピースインプラントは「格安」「激安」の歯科に多く採用されていますが、1ピースタイプのインプラントを使っていても、きちんと症例を選んで慎重に治療を行なっている歯科医院もたくさんあるので、気になったら相談してそのインプラントを採用しているのか?の理由を聞いてみるのが一番良い方法でしょう。「簡単だから」という理由では理由になりません。

編集長の私はそのような歯科医院も実際にこの目で見てきましたから良くわかります。

誠意をもって対応すれば患者さんは納得してくれたかもしれない、、、と思いながらも値段が安い分、数をこなさなければいけないので、何かあった時に患者さんと向き合う事が無かったある歯科医院を見て、結局高い所と金額は変わらなくなるし、手術中に患者さんの同意無く本数が増えてしまうし、インフォームドコンセント(説明と同意)が軽い先生も実際に見てきたことがあります。

治療行程が簡単な分、安易に勧めてくるところには注意が必要です。

喜ぶ患者さんの数も大事だが、泣いている患者さんの数が少ないかどうか?

患者さんの相談の電話で確かに格安、低価格を売りにしているインプラント屋さんの不満の声は全国から数多く届きます。

このサイトにも静岡県浜松市中区や杉並区久我山の低価格を売りにしたインプラント屋さんの相談が集中した事があります。

それ以外にも、過去に格安インプラントで名前を売っていた歯科医院が、「先生が患者さんへの対応が悪い!」とクレームのご相談もありました。

実際に、「だったら最初から高いところへ行けばいいじゃないか!」と先生に言われた患者さんもいました!

ホームページにどんなたくさんインプラント治療の症例が出ていても、実際に治療を受けるのは患者さん本人さんですからね〜

歯科のホームページに出ている症例も大事ですが、患者さんが見てもわからないでしょうし、実際に様々な相談にきちんと向き合える先生かどうか?というのが患者さんにとっての名医だと思います。

心配性だったり質問が多すぎるのも困りもんですが。

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