無料電話相談はこちら歯科HP会社・歯科医院の方はこちら

インプラント治療前|歯科選び-費用

治療前歯科選び画像インプラント価格・費用・金額

この項では、インプラント治療前でのポイントを細かく記事にしています。
特にこれからインプラント治療を検討していて、歯科医院を探しているという方には参考になると思います。


友人から「この歯科医院は良いよ!」と紹介を受けた

インプラント治療を検討していて、どこが良いか調べている時、友人から「この歯科医院は良かったよ!」と紹介をしてもらった方も少なくないと思います。
「あの人、インプラントを入れてから良くなったみたいだよ!」とコミュニティーなどで周りの方から言われると、治療を検討している方は気になることもあるかもしれません。
ですが、患者さんによって、インプラントが1本で済む場合もあれば、歯の欠損期間が長くて、インプラントをするにあたって骨がない場合などは骨造成を行う必要が出てきます。
難易度の高いインプラント治療が得意の先生、着実に簡単な症例だけを行う先生、まったく歯がないなどでall-on-4(オールオンフォー)が得意な先生、1ピースタイプのインプラントで患者さんの初期の負担を少なくする考えの先生、2ピースのインプラントで口腔内全体を見渡せる先生、新しいことを試したい先生、などなど、先生によっても考え方が異なります。
よって、その方のオススメがもしかしたら貴方に合わないかもしれないのです。
「良かったよ」などと紹介された場合には、どうしても視野や選択肢が狭まってしまいますので注意が必要です。中には「友人の手前もあり、文句が言いたいけど言えなかった」などと言ったケースも。
合わないと言う理由は、その紹介してくれた方はもしかしたら1本だけインプラントが必要な方かもしれません。
貴方はもしかしたら、歯の欠損期間も長く、インプラントが必要になる本数も多く、骨造成が必要な方かもしれません。
治療方法も難易度も変わってきますので、決して友人の方と同じと言うことは無いと思います。
その辺りをきちんと見比べて慎重に検討するなど、ご自身の目と足で確認する事がとても重要です。
その友人さんの「良い」というのは参考程度に留めておきましょう。
くれぐれも、「あそこのインプラントは治療費が安かったみたいよ!」と言われた場合には注意が必要です。
特に女性の方にはスーパーの買い物感覚と同じような選び方での「見た目の安さへの飛びつき」には警鐘を鳴らしています!


「安かろう悪かろう」は先生がどこまでしてくれるか?

自分が受ける医療を値段の安さだけで決めることは、直接良い結果に結びつかないことが多いです。
だいたいの場合は、問題が起こってから後悔し、多くの労力が、クレームなどの負のエネルギーに向けられることになることが多いからです。
そうなった場合は、自分自身で治療場所を選んだ自分の責任などはどこかに消え去ってしまいます。
確かに「治療の価格が安くて良かったら最高じゃないか!」と思う方もいるかもしれません。
みなさんと同じ様に私もそう思います。
でも、インプラントなどの自費治療には「安くて良い」というのはなかなか当てはまらない!
という事が言いたいのです。
国民の
誰もがポピュラーに受けれる治療であればインプラント治療は「保険診療」になるでしょう。
ですが、国のお金(医療費)を使って日本国民の誰もが受けれる治療というのは、最低限の治療に制限されます。
だから、歯を入れる治療や、白くするホワイトニング、セラミック治療などは保険診療の範囲外なのです。

インプラント治療は治療を行なったのち、きちんと定期メンテナンスに通う事(メンテナンスも自費)ができることを考慮しなくてはいけません。
その条件をクリアーして「価格が安い!」という歯科医院なら治療検討の余地はあると思います。
もちろん先生と良い関係が築ける事が治療成功の秘訣でもあると思いますが。


安くすれば客(患者)が来る!から始まった価格破壊

過去、日本経済のシステムで「安い」というもので長続きしたものは無いと思います。
原価割れ(歯科業界では絶対に無い)と思いますが、安いというのはブランドの価値も商品の価値も業界の価値も下げる原因になるからです。
インプラント治療においても、一部の歯科が短絡的に「安売り」を行ったところからはじまりました。
ろくな準備もせず簡単に治療を行ったり、患者さんが増えたのを羨ましく思って同じように安売りを真似をした歯科も続出。
確かに今までインプラント治療に金額的に踏み切れなかった層の患者さんが、治療費用が安くなったことにより、多くの方が治療に飛びつきました。結果はトラブルが多発。※私自身も安売りインプラント歯科医院の事務長を経験したこともあるので良く分かっている。

患者さんの中には「インプラントを入れればもう大丈夫」と思っていた方も多く、メンテナンスにお金がかかるとはこれっぽっちも思ってなかったなど、こういった口腔ケアなどのデンタルIQや認識の低い患者さんも多かったからなのです。感覚としては保険診療の延長で、きちんとした説明が無ければトラブルになる確率は高くなります。

おかげで、インプラント治療がメディアに間違ったように捉えられ、風評被害的にすべてのインプラント治療が良くないみたいに言われたことはごくごく最近の話です。
インプラントに特化した過大広告や過剰宣伝も、安売りこそしていないものの、正直この類という認識です。
それと同じく「口コミサイト」「インプラントのランキングサイト」で順位付けをしているものも同様です。
安売りどころか安っぽく見えてしまいます。

世の中には「公正取引」というものがありますが、歯科業界、インプラント業界にはこれがありません。
よって、安いと言うのは「それなり=その程度」という認識でしかないと思います。
それを分かったうえで治療を受けるのは良いと思いますが。

ある名医の先生はおっしゃいます。
治療を「優・良・可」の3段階で分けて、さすがに「優」を安い金額でというのには無理はあるが、「良」の80%の治療を安定して行うことは十分できる!と。
そういう先生を探さなくてはいけません。
もちろん、ガンガン宣伝して「優」に見せかけて「~可」のような歯科もあるかもしれないので注意は必要です。


多くても困る、少なくても困る

ある慎重な先生は、「毎月のインプラントの患者さんが多くても困るし、少なくても困る」と言うのです。
その理由を聞いてみると、「多すぎると治療のどこかに緩みが出るかもしれないし、少ないといつもやっている事が無い訳だから腕が鈍るのか心配。それと一定レベルを保たないと治療に限らず何事もダメだよね!」とおっしゃるのです。
もう少し掘り下げて聞いて見ました。
先生は、定期メンテナンスで来る患者さんの数も考えているから、多すぎると3ヶ月に1度のメンテナンスの患者さんが、4ヶ月、5ヶ月になってしまうと患者さんのインプラントが保持できる寿命が早まるのではないか?と心配しているのです。
この先生はインプラント治療からメンテナンスまでご自身で責任をもって診療する先生なので、話を聞いて納得しました。
やはり、通うならこのような慎重な先生の歯科医院が良いですね。
だから、同一経営者で同じ場所で10年以上開業している歯科医院を選ぶことと言う理由がそれです。

もちろん中には歯科衛生士がメンテナンスを担当する歯科医院もあるので、当然インプラント患者が増えると予約を取りにくくなります。
だから、「決して無理をしない!」というのはそう言うところにあるのです。
医院ごとにキャパは違いますが、患者さんが増えすぎても高い治療レベルが安定しないのです。

私は、コンサルタントの仕事もしているので良くわかるのですが、歯科医院の保険診療の月間の請求点数も、安定しているところが良い歯科医院だと思ってますし、上下に毎月バラツキがあるところはあまり良くないと判断しています。売り上げの多い少ないは関係ありません。保険比率と自費の比率もだいたい毎月キッチリ安定しているところが医療提供のレベルが高いですね。患者さんは見る事ができないと思いますが。
だから、急に広告宣伝費に莫大なお金を掛けたりしているところには注意が必要というのはそういうところから来ています。

 

タイトルとURLをコピーしました