インプラント治療相談

インプラント相談会での注意すべき点

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このページは2007年〜2010年に書き上げた記事を2017年のリニューアル以降、随時加筆、修正を加えています。

当協会のご相談内容でここ最近急増しているのが、歯科医院で行われている「インプラント無料相談会」「インプラント個別相談会」に行かれた患者さんからのお問い合せです。

東京都心部はもちろん、東京郊外、大阪や福岡、愛知県名古屋市などの都心部などではかなり大々的にお見かけします。
びっくりしたのは、東京郊外の歯科医院が北海道の新聞やハワイの雑誌紙面にまでインプラントの広告を出しているという話も耳にしました。
以前は都心部などで「CT撮影無料」などを掲げ相談会を行う所も多かったのですが、CT自体の金額も下がり、今では歯科医院各所でCTの導入も増えましたので「CT無料」の文字もそんなに珍しくならなくなってきました。

ところで、「インプラント相談会」は何故行われているのでしょうか?
相談会を開催し、相談に来られた患者様を自医院に呼び込むのが主な目的です。

「インプラントを入れられる(埋入できる)か入れられないか?」
だけを考えたら、技術があれば、「入れられます」となります。
口腔内の状態を考えず、骨があればインプラントは埋入できるでしょう。
歯周病があろうがなかろうか。長期維持を考えなければすぐ出来るでしょう。

「家」と一緒で
土台となる地盤がしっかりしていようがしていまいが
「家」を建てれるか?と言ったら、「建てれる」?いや?「建てれはする。けど・・・・?」
ここまで言えば分かりますよね。
インプラントは口腔内の環境が良かろうが悪かろうが入れる(埋入する)ことはできる。
でも、どこまで維持できるのか?が問題になります。
ダメになった時の費用負担が患者さんにかかってきます。

画期的な治療法であるインプラント治療は、ブリッジ、義歯、入れ歯などとは違い
「健康な歯に負担を掛けたり削らないで済む」治療法です。
もちろん長期維持には初期の診断と、術後のメンテナンスが必要不可欠です。
確かに歯科にとってインプラント治療は利益率も高く、同時に複数本のかたもいらっしゃるので歯科医院も儲かるからというのもあるのでしょう。患者さんにとっても「安定して噛める様になる」という利点もあります。

インプラント治療を行うことによって、患者さんからの「噛めるようになって良かった!」と喜びの声を直接聞いたら、歯科医師の先生も「歯科冥利に尽きる」と思って益々日々のインプラント治療にも精を出すことと思われます。
これはこれでとても良いことだと思います。

なのですが、実際に相談会に行かれた患者さんからのお問い合わせも多いのです。
その多くは下記に触れますが、
「インプラント治療の決断をすぐに迫られた」
「治療を行う人が急に変わった」(相談会では院長が行う予定が急に勤務医になった)
「一般診療は他で行ってくれと言われた」(インプラント以外はやりたくない歯科)
などといった内容です。

一番怖いのは、「患者さんの掻き入れ的な相談会」

一番怖いのは即断即決を求めるための治療相談会でしょう。

例えば・・・・・
相談会で10人の患者さんが来たとしましょう。
10人ともお口の中の症状が違うのは誰が考えても分かりますよね。

患者さんの中には
1本だけインプラントが必要な方
複数本インプラントが必要な方、
骨造成が必要な方もいれば、
前歯の方、奥歯の方、
上顎の方、下顎の方、
根っこを抜歯してすぐインプラント出来る方、
根っこを抜歯して、しばらくしてからインプラントを行う方、
糖尿病の方、
骨粗しょう症の方、
歯周病が進んでいる方、
金属アレルギーの方、
他でインプラントを断られた方、
上記のようないろんな患者さんがいらっしゃいます。

よほど簡単な症例で、口腔内の環境がバッチリ良い患者さんはそんなに数はいないと思います。

おおかたの説明内容は、
「インプラントとブリッジ・義歯との比較」
「インプラントの手順・症例」
「痛いのか、痛くないのか」
「インプラント治療の費用について」

こんな感じの内容がほとんどだと思います。
もちろん上記のことは、とても大事な事だと思います。
注意していただきたいのはその後に個別の説明がしっかりと有り、
「噛み合わせ」や「長期維持についてのクリーニングの説明」
をしっかり説明を受けたかどうかです。

相談会ではインプラント屋かどうかを判断する事!

患者さんからの相談内容には、
相談会で「すぐにインプラント出来ますよ!」と言われ、すぐに決心してインプラントを入れたのですが
他にも治療しなくてはならない歯もありましたが、その部分を無視して治療をおこなってしまった。
その歯の治療をお願いしたら「普通の治療は他の歯科に行ってくれ」と言われたそうです。
そうです。「インプラント屋」だったのです。
「最初にしっかりと聞いておかなかった事」をとても後悔しているそうです。
結局インプラントに隣接する歯や噛み合わせる歯もダメになり歯科医院を変えることになったそうです。

「しっかり噛めていない人」
「義歯などで噛むことが安定しない。噛むと痛みが出る人」
「長年歯が無くて、見た目で綺麗な歯に憧れている人」

そういった方などは、良いイメージだけを描き、すぐ決めてしまう事もあるかと思いますので注意が必要だと思います。


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最初だけだよ〜先生!!

よく「広告塔」として有名な先生を擁立している歯科医院。
院長先生が広告塔として露出している先生。

私が責任持って治療を行います!と書いてはあるが、実際に相談会に足を運んだら、「確かに最初はあの偉い先生が5分ほど出て来られましたが、その後の説明はスタッフさんで、聞きたいことも聞けず、実際に手術はどの先生が行うのかもわからずに帰ってきました。」とのご相談をいただいたこともあります。
相談会に限らず、誰が治療を行ってくれるのかは最初にきちんと聞いておくべきでしょう。


実際にあった相談会でのトラブル

①東京郊外の歯科の看板を見て、
患者さんは奥様から「前歯の治療をしたら?」と言われて・・・・

患者さんは、極度の歯科嫌いで、やっとの思いで歯科に行って治療をすることを決断しました。
先生に、「どのくらい費用がかかるのか?治療期間はどのくらいかかりますか?」など色々質問したようです。

後日もう一度、心配で心配でしょうがなかったので、治療の事でを聞くために、その歯科医院に電話したそうです。
電話対応した歯科のスタッフからは具体的な答えはなく、「とりあえず相談会に来られたわけですから、先生曰く、治療はすぐできますので手術の予約で大丈夫ですね!予約を入れますのでその時に金○万円用意して来て下さい。」と不躾に言われて、「極度の歯科嫌いなので慎重に選びたい。まだ決めかねている」との旨を伝えると、受付の方が「もうインプラントできる状態なんですからやる気あるんですか?」と言われたそうです。
他にも、副院長という先生が出てきてやるならいつにします?とカレンダーを見てインプラントを迫られたという相談も多数あります。
患者さんの心理、気持ちも大事ですよ!

相談会のトラブルではないですが、同じようなケースがYahoo!知恵袋にも出ています。
→ 即決を迫られたケース

②インプラント治療のモニター
いつだかの悪徳商法が流行った時みたいなやり方です。
「インプラントモニター価格◯◯円」と謳い、小さく「キャンセルの場合は5万円いただきます」みたいな事が書いてあり、クレジット契約だったそうです。キャンセルしたいと迫ったが「キャンセルできません」との返答。
そこでご相談があり、消費生活センターにご相談を薦めました。
クレジットで割賦販売法、消費者契約法、特定商取引法まで絡んでくると少々大変ですね。


広告宣伝費の回収!

相談会やチラシ、CMなどの広告宣伝を行うと、莫大な費用がかかります。
その費用は利益を持って回収しなければならなくなります。
そうなると、より早いサイクルでインプラント治療に取り掛からなければいけなくなり、本来なら先にやるべき治療を省き、患者さんと十分なコミュニケーションを行わないままインプラント治療を行わなければならなくなります。
複数本インプラントが必要な患者さんと、1本だけインプラントが必要な患者さんと口腔内の環境は大きく異なります。
そうした「すぐさまインプラント治療」よりも、十分な説明を患者さん自身が治療を行う歯科医師から直接聞き、診断を行い、治療計画を立て、長期維持を意識して患者さんも口腔意識を高めなければすぐダメになったら治療に掛けたお金がパーになる可能性もあります。
その時の治療費は患者さんに負担になります。
先生は、痛くも痒くもないのですから。


相談会で注意しなくてはならない点

インプラント治療はインプラントの事だけで成り立つ治療ではありません!
「自分には説明のケースは当てはまるのだろうか?」
「すぐにインプラントが行えるのだろうか?」
などといったことをしっかりと聞いてみてください。

あまり細かく聞くと、
「先生にうるさい(細かい)患者さんと思われて診て頂けないかもしれない」
「聞いたら嫌な顔されるかも・・・・・」
といった相談も寄せられています。

後々に後悔しないためにもしっかりと聞いてみてください!
メンテナンスも考えると長く通うことにもなるかもしれないので聞くことはとても重要なポイントです。
すべての相談会が、こういった事ではないのですが、一部ではこのような事実もあるということです。
インプラントは良い治療だけに、これからも患者さんの心理もきちんと考えた説明会が浸透してもらえればとても嬉しいですね。


インプラント治療の無料電話相談

当協会運営の「インプラント名医検索システム」は歯科医院主導のサイトではなく、患者さんがより安心してインプラント治療を受けるための一般人が作った歯科情報サイトです。

「インプラント治療における歯科医院の選び方」
「インプラント治療で注意する点」などを中心に、トラブルシューティングなど第三者の立場で中立にお話しして降ります。
当協会は様々なご相談を受け付けております。
「こういった事があった」「このような場合はどうなのか?」などございましたら、下記フリーダイヤルまでお電話ください。スマートフォンの方はインプラント相談のルールのページをご覧いただきお問い合わせください。

インプラント電話相談

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implant@info

投稿者の記事一覧

「インプラント名医検索システム」編集長。

【経歴】
家電製品や会員権などのトップセールスを経て2006年に広告代理店、ネット通販、web制作、輸入食器卸売販売などを行う会社を設立。
日本で1番最初に生マッコリの通販を始め、韓国のざくろ酢(ホンチョ)を日本で大ヒットさせた実績を持つ。
歯科をはじめ、過去20箇所以上の事務長を経験。
一般人でありながら歯科の個別指導も経験した。

士業、医師、歯科医師、柔道整復師、鍼灸師など様々なネットワークと経験を生かし2007年一般社団法人日本インプラント推進協会を設立。
歯科インプラントポータルサイト「インプラント名医検索システム」を公開。

不運にもインプラント治療が上手くいかなかった患者さんやトラブルを抱えた患者さん、これからインプラント治療を考えている方への歯科医院選びのアドバイス活動を電話やメールで日々行なっている。
多数のTV番組、雑誌からの取材にも協力している。

web制作、Webコンサル業務を中心に、歯科運営アドバイザー、セールスアドバイザー、ポータルサイト運営、歯科スタディーグループ事務長、医療コンサルタント業務、歯科材料の販売、医療関連の記事の執筆活動を行なっている。

趣味は競馬観戦、料理

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