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歯科用CT(Computed Tomography)について

歯科用CT解説写真インプラント治療・歯科治療関連

この記事は2007年〜2015年に書き上げた記事を2016年リニューアルで加筆、修正した記事になります。

歯科用CTのメリットや特徴などを説明していきます。フィルム式のレントゲンからデジタルレントゲンに移行する歯科医院が徐々に増え、2007年頃はまだCTを導入している歯科医院は少なかったのですが、CT自体の価格が下がり導入しやすくなったことにより、2016年現在では多くの歯科医院でCTが導入されています。
関東などの都市部には画像撮影、診断専門のクリニックがあり、インプラント治療の術前の診断に患者さんに足を運んでもらい、正確な治療に向けて診断する事ができます。
歯科医院では、パノラマレントゲン、デジタルパノラマレントゲンという呼び方をします。


歯科用CTってあるとどうなの?

インプラント治療では、CT撮影を行うことにより、歯と顎の骨の位置関係、さらにCTの3D画像診断は患者さんにもとてもわかりやすく、骨密度、下顎管や神経までの距離なども計算できるので、オペ時間もおおよそ予測計算できます。従来のレントゲンでは見ることのできない情報をデジタルでたくさん得るこができます。
歯科用CTは治療への
安心性、確実性の高い治療を追求する歯科医院では導入も増えてきましたので、初期診断や治療後の確認など患者さんにとっても歯科医師の先生にとってもメリットがあるといえます。
最近は少なくなりましたが一部の歯科医院では「CT無料」と客寄せ(患者さん集め)っぽく告知する所もありました。
都心部では導入も増えてきたせいかCT撮影無料は見慣れてきたように思います。
もちろんほとんどの場合はその歯科医院で治療を行う事が前提でCT撮影が無料になっているのでご注意を!

ただ、一部の歯科医師の間では賛否両論もあり、インプラントの熟練の先生は、「CTはいらない。患者さんの要望があれば確認だけ必要かも」という方もいれば、「患者さんを無理に被曝させるのはちょっと・・・・・」と考える先生もいます。ですが、製品の性能向上によってかなり少なくなっていますので、余程の回数撮影しなければ大丈夫でしょう。
大きい病院などでは歯科医院で導入しているCTよりも性能が良い場合や、被爆量も少ないということもあります。大きな病院には放射線科の技師が専門でいるなどのメリットもあります。
※放射線技師とは医師・歯科医師の指示で放射線撮影を行う専門の人の事をいいます。

近年、歯科用CTの性能も上がってきているので被曝量も少ないので良いという意見もありますが、性能は価格によって比例していてピンからキリまでです。データーを解析する3Dソフト(3次元解析)がかなり優秀になってきましたので、性能をカバーしているとも言われています。
最近では、歯科専門のCT撮影、診断を行っている機関もあります。
人口が少ない地域でも、歯科医院から総合病院などのCT撮影を紹介してもらっていれば、比較的撮影費も安価に済むので先生に相談してみるのが良いでしょう。


歯科用CTのメリット

歯科用CTスキャンのメリットとしては、通常のレントゲン写真と違い3次元での解析ができる為、より正確に精密な診断が可能になります。
また、院内に歯科用のCTスキャンがあることにより撮影解析診断が格段に迅速になり、患者様の負担とドクターの初期診断のスピードが速くなり、治療がより円滑に行うことができます。
歯科用CTスキャンは、インプラント治療だけでなく歯周病根管治療、親知らずの抜歯、矯正歯科などすべての歯科治療においてとても有効です。
より正確で精密な診断をするためにはこの歯科用3次元CTスキャンは、患者さんの不安要素を取り除く意味でも重要ともいえます。


CTによっての性能の違い

まあ、安くてもCTには変わりないでしょ!と思って導入している先生もいれば、治療を行う上ではこれくらいの性能が必要!と思って導入している先生もいます。
価格によって1度に撮影できる範囲が異なるのです。顎全体を撮れるもの。顎全体を何分割かで撮れるもの。
それをシュミレーションソフトで立体(3D)にモニターに表示させます。
「自然孔」といって、鼻腔の方までの範囲を撮影できるのもあれば、そうでないのもあります。インプラント治療の名医の先生は、患者さんが最初の診断の時点で、鼻腔の
自然孔が空いているか閉じているかもきちんと確認する方も多いです。上顎洞の炎症を起こす可能性が高いか低いかも考慮して診断の判断材料としている慎重な先生もいらっしゃるのです。上顎の骨造成を伴うインプラント手術などでは、治療後に炎症を起こす可能性があるのかどうかも診断して不安要素を少しでも少なくして治療を行なっているのです。
名医の先生はこういった設備にもこだわりを持って高性能な機械を導入しています。


CTを専門の所で撮ってきてくれ

患者さんのお問い合わせでたまにあるのですが、「インプラント治療をこれから行うのですが、今通っている歯科医院はCTが無いので、近くのCT撮影専門の所で撮ってきてくれと言われました。歯科用では無いCT(医科用CT)での撮影だったのですが大丈夫でしょうか?とても心配です。」
との質問でした。
ズバリ言うと、これから治療を行う先生にそれくらいの質問が患者さん側からもできる関係でなければインプラント治療自体を止めておいた方が良いのでは?と思ってしまいます。
「えっ?そんな事心配なの?」って思ってしまう内容というのは、確率でいうと100人、いや、1000人の中で1人位の質問かもしれません。良く来るような質問と同じような不安を抱えているのならまだ分かるのですが。
そんな事よりも違う所を気にしようよって言いたくなります。
心配性だからしょうがないでしょ!という患者さんの勝手な理由より、何でも無い些細な事を、わざわざ心配することによって、正しい事も不安になってしまい、良からぬ方向に行ってしまう事が多いからです。


歯科用CT Q&A

Q,通常のレントゲンと比較し照射量は多いですか?

A,通常のレントゲンと比較し照射量は約1/10程度と言われています。 人体に及ぼす影響は比較的少ないので患者様に安心して撮影を受けて頂く事が出来ます。 もちろん医院が導入しているCTのグレードによります。

Q,歯科用CT機が医科用CT機より細かく見れる組織は何ですか?

A,歯科用CT機では硬組織が細かく見れます。 逆に医科用CT機では軟組織を細かく見る事が出来ます。
インプラント治療には、硬組織を細かく見れるほうがより安全な治療が出来ます。
硬組織とは?・・・硬組織とは骨,歯,毛髪,爪などをいいます。

Q,医科用CT機と比較して、骨密度は細かく見えますか?

A,骨密度を測るには医科用CT機が優れていると言われてます。 歯科用CT機による撮影は顎骨がメインとなります。骨密度を正確に測るには歯科用CT機はやや劣ると言われていましたが、3D診断ソフトの性能が、かなり優秀になり不便はほとんどないそうです。

最近では、1000万を切るCTも登場したそうです。
~ウン千万円するCTやら様々なので、性能の違いはわかりますよね。
世界的に有名な脳外科の先生が言ってました!
「MRIもCTも価格によって性能はぜんぜん違う!」と。

 

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