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【歯科向け・患者さん向けコンテンツ2022年】糖質過多の患者の典型的な症状および所見

インプラント周囲炎インプラントトラブル相談室

編集長は歯科医院にて行われる症例などの勉強会に定期的に参加しております。

もちろん私は一般の患者さんと同じですが、歯科とインプラントにやたらと詳しいというのがちょっと違うくらいでごくごくふつーの人です。

周りは歯科医師の先生ですが、そこに混じって勉強しております。

このページは「糖質過多の患者の典型的な症状および所見」について解説します。

インプラント周囲炎でお悩みの方、甘いモノが好きな方で治療したインプラントにトラブルを抱えているという方に少しでも参考になればと思い、わかりやすく解説しています。

まず、一枚のパノラマ写真をご覧ください。(画像クリックで拡大します)

インプラント周囲炎

上顎の7本のインプラントは前にどこかの歯科医院で治療をしてきた患者さん。

下顎の5本は新たに違う先生がインプラントを行った症例です。

まあこれを見て上顎のインプラント治療はツッコミどころ満載の先生もいらっしゃると思うのですが、それは下で患者さんにもわかりやすく解説するとして・・・・

上のパノラマ写真はもちろん「甘いもの好き、日本酒など糖質を多く摂取する方」です。

糖質過多の方にはどのようなことが起こるのか?

糖質過多はインプラント治療を行った方にとってあまり良いことが起こりません。

 

患者さんにわかりやすくパノラマ写真を解説すると、インプラントの外周が黒くなっている所は骨と結合していない可能性があります。

このように、下顎はかろうじて数本のインプラントは骨と着いてはいるものの、インプラント体の周りに骨が無い所もあるのでいずれはダメになってしまいそうだというのは患者さんが見てもわかりますよね?

この状態は「インプラント周囲炎」(ペリインプランタイティス)です。歯周病は(P)と言うので先生がP(ピー)と言っているのを聞いた事があるという方もいらっしゃるでしょう。

ではこの患者さんの生活背景を簡単に解説します。

  • 中年の男性
  • 経営者で社会的地位もある程度高い
  • 時間が不規則
  • 定期検診(メインテナンス)も欠かさず行っていた

こんな感じです。

術後数年は仕事も景気が悪いとの事で忙しく働いている方でした。この時はインプラントも骨の状態も全く問題なかったのです。

景気が良くなりお酒も食事も趣向なものはどうしても糖質が高くなります。
(気にしていればまだ大丈夫なのですが)

好きなモノを好きな時好きなだけ・・・・
ご飯も大盛り(米も澱粉が糖になるので)・・・・

忙しい時は仕事に専念し、ご飯を食べる時間もない程と言っていたのでコレが口腔内に良かったという事を考えると、どう考えても糖質過多が悪いと考えるしかないのです。

この患者さんだけではないですが、ある程度社会的地位が高い人(医者、士業、経営者など)の全ての人がとは言いませんが、自分の考えの強い方が多く、歯の事は困ってはいるもののるものの、直接イノチに直結しないせいか、歯科医師の注意などの言う事を聞きはするけど実行しないという方が多いです。

仕事の重さからくるストレスは食や酒に直結することが大きいと思います。

高齢になっても3食きちんと食べなければいけ無いと思っている方、健康に良いからと野菜ジュースを飲んでいる方、迷信のようにトクホだからとヨーグルトなどのドリンクを毎日欠かさず飲んでいる方、朝バナナヨーグルトは健康だと思っている方、ポリフェノール摂取と言ってチョコレートを欠かさず食べている方なども同じ事が言えます。健康と引き換えに糖質の過剰摂取は間違い無いです。一度糖質がどれくらいあるのかをチェックしてみればわかる事ですね。

エナジードリンクを例に挙げるともっとわかりやすいと思います。人工的に凝縮された甘いモノを摂取すると数分で一気に血糖値が上昇します。数分で多幸感が押し寄せ興奮状態になります。そしてトイレが近くなり尿として排出されるのです。

満腹感と同じく満たされた気持ちになり、この快感を繰り返し得ようというのが脳にインプットされるのです。

麻薬を繰り返し得ようとするメカニズムと変わらない=これを「中毒」と言うのでは無いでしょうか?

この患者さんも一時期食に気をつけるようになり、最悪の状態の手前である程度粘ったのですが、やはり糖質過多になりインプラントがダメになってきてしまったのです。

上顎は下顎よりも血流が多いのでその分インプラントが長持ちしていると考えられますが、いずれダメになるという事も視野に入れておかなければいけません。

えーっ?そんな事関係無いでしょ!と思う歯科医師の先生!後々に自医院のリスクヘッジにもなると思います。このような症状の患者さんがいらっしゃればエビデンス(院内実績)をとってみればよりハッキリするのでは無いでしょうか?

患者さんはせっかく時間とお金をかけて治療したのですからより長持ちすれば良いわけですので糖質を多少意識してみるだけでも結果が変わってくるかもしれませんよ。

定期検診もきちんと通っていたのに!と歯科医院のせいに?

「定期検診もきちんと通っていたのにインプラントがダメになったんだから歯科医院のせいでしょ!?」

このケース。一番困りますよね?

どうやって対処していますか?

食生活も患者さんの生命に直結するのできちんと糖質過多について説明してあげる事が大事だと思います。歯を失った原因はダメな箇所を抜かなければならなくなるほど放置していただけでなく、糖質過多も原因に挙げられるはずですから。

食生活改善でインプラントが最悪の方向に向かわずもうひと粘りするかもしれません。

糖尿病と言われていなければ患者さんは「私、糖尿病じゃないです」と必ずこう言いますよね。血液検査は空腹時に行いますが、この検査自体も気休め程度に思います。糖分を摂取して瞬間的に糖尿病と同じレベルまで血糖値が上昇する事も考えられます。そうなるとインプラントに良いわけがありません。

このような説明も患者さんにとっても歯科医院にとっても重要な事だと思います。

症状と所見

  1. 歯周病および歯肉炎、ペリインプランタイティス(インプラント周囲炎)
    (抗生剤投与やブラッシング、スケーリングやキュレットでは治らない)=難治性
    これがキュレットスケーラーです
    キュレットスケーラー
  2. ブラキシズム(歯ぎしりや喰いしばり)
  3. 口唇圧が大きい(ミラーなどの器具を口唇に突っ込むとイソギンチャクのようにギューっと過剰に反応する)
    デンタルミラー
  4. 特に下顎前歯部の知覚過敏症
  5. 聞き分けがない。患者さんが質問し、その問いに歯科医師が答えるが理解しているのか?また次の質問をしてくるなど話が一方通行、会話になっていない、同じ質問を何度もする。
  6. キレやすい、イライラしている、貧乏ゆすり
  7. ネガティブな感情
  8. 静脈内鎮静(セデーション)下において興奮状態になる。もしくは効き辛い。突発的な動作が起こることが多い。

歯科症状だけでなく、糖質過多は血糖値が下がるとイライラしたり薬切れと同じ症状が起こります。

糖質過多にはこのような反応が多いと言えるのでは無いでしょうか?

トラブルが起こりそうな高齢の女性患者さんにもこの傾向が当てはまる

これは男性患者に限った事だけではありません。女性の方でトラブルが起こりそうな反応を早めに察知し対処しておく事も重要です。

  • 「ここが変だ」と訴えて診てみたら何ともない(特に噛み合わせ)。何度も何度も「ここが気になる」と同じ事を訴えて改善しないからと最終的には先生が悪者に。そして転院。※だいたいこういった患者さんは「前の歯医者さんで◯◯された」と被害者みたいに言う人が多い
  • 神経質の度を超えている人。几帳面→神経質→病気(神経症)
  • 何度も何度もクチュクチュクチュクチュクチュクチュうがいをする人
  • ぽっちゃり体型以上の人で「私甘い物摂ってません」という人。じゃあその体型を作ったのは何?結局3食しっかりor何か糖質になる物を摂ってる。

一般に神経質性格の人々は不安や恐怖などの感情や身体の感覚を「こうあるべき」「こうあってはならない」という思考によってコントロールしようとする構えが強く、そこに不可能を可能にしようとする葛藤が生じるのです。

参考ページ:森田療法センター

https://morita-jikei.jp/morita_therapy/

このような患者さんには「あるがまま・現状を受け入れる事」からはじめるしか方法がありません。「でも結果そうなっているでしょ?」と。

どうして患者さんがそのような考え方になったのか?
その考え方の主軸を形成している物は何なのか?
何を参考に糖質摂取するようになったのか?

おそらくそのほとんどが「友達が言っていた」とか「TVでそう言ってた」とかでしょう。

「そのお友達、ちょっと変わっているとか変では無いですか?例えば病気しているとか?」こう聞いてみたら「その人変わってます」とか「そうです!その友達病気です。癌になりました」とか言うケースも結構多いです。

体の健康は考えていても真逆の結果になっている方は注意が必要です。結果、歯にとって良く無い事担っている可能性もあります。

ハッキリ言えるのは糖質がインプラントだけでなく、カラダや精神にもある程度影響を及ぼしている事は明白なのです。

お酒など甘いものの趣向は必ず隠された訳がある

日本酒、ビール、焼酎、ワインなどの糖質を多く含んだものを好んで取る人は過去のトラウマや仕事背景などに必ず訳があるのです。

患者さんに「ビールや日本酒から一度シングルモルトなどのウイスキーに変えてみて?」と言った所「ぜんぜん酔わないんです〜」と言うのです。

結局のところ「酔いたい」だけなんですよね。あの酔った感覚を実感したいんですよ。

酔わなければやってられない、現実逃避、快楽・・・・

まあ、ただ単純に酔いたいとか体が酒を欲しているという酔い方(飲み方)をする方は、「美味しい料理に合うお酒」という感じでたしなむ飲み方をする方とはちょっと違うと思うのですが・・・・

言うならば「快楽物質を欲する感情に駆られている」のです。

数多くインプラント患者のインプラント周囲炎や歯周病治療を行ってきたある名医の歯科医師の先生はこうも言います。

「そのような感情でその手の快楽物質を摂取すると他のいろんな病気になりやすい」

いろんな病気、その代表的なものが「癌」です。

「普段自分を抑えている人は静脈内鎮静下で突然動いたり興奮状態になる事が多いのではないか?」

このような方は普段抑えている反動が酒に酔う事でスイッチが入ってしまう事もあるのではないかと思います。

普段は全然普通なのにお酒を飲んで乱暴になったり人が変わったりする人は過去(幼少期や家庭環境など現実逃避したい事実)のトラウマなどが関係しているのではないかと考えます。

おまけ・このインプラントいらないよね??

患者さんは言われなければわからないでしょう。

まずこのパノラマ写真を見てください。

不要なインプラント1

これは先にも写真がありますが、上顎は先にインプラントを入れた歯科医師がいます。

その後、下顎5本は新たな歯科医院で経験豊富な先生が術を行いました。きちんと上と噛み合わさる所まで被せ物ができていますね。

先の先生が行った上顎の赤の◯は被せ物が入っていません!

不要なインプラント2

向かって左上(実際は右上)は奥過ぎます。(位置でいうと親知らずあたりまで奥です)下にもインプラントを入れる計画だったのでしょうか?インプラント体を埋入して被せ物を装着したとしても将来的にきちんと噛めたのかも疑問が残ります。

 

下顎の術を行った先生は上顎の噛み合わさる範囲で被せ物を完成させています。

なので黄色の◯は噛み合わさる所が無いのでインプラント埋入手術を行っておりません。

何を言いたいのかというと、この患者さんは都合3本分多くお金を払っていると思われます。

とても治療計画がずさんな症例だと思います。

必ずしも最初に設計した治療計画通りに行かない事もあるとは言っても患者さん、歯科医院双方トラブルになりかねない症例です。説明がしっかり行われていて患者さんが了承していれば問題無いのですが・・・

必要だと思ったからここにインプラントを入れました!と歯科医師に言われても「必要ないです」とはなかなか言えないのが患者さん。

患者さんもこのような複数本埋入のケースの場合には注意しなければいけません。

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